一触即発になるらしい
シェリルは頭を抱えていた
魔王は....うん、努力の成果だと思うが軍学校を飛び級で合格。しかも二日でだ...だがこれで魔王はとびぬけて頭、身体能力が強いことが分かった。次は指揮官育成学校に通ってもらおう。そして最悪なのが勇者のことについてだ。勇者の位置は衛星と偵察部隊で把握している。だが困ったことにこっちに向かってきている。どこかで情報を掴んだか、魔王を感知する能力を持っているのか分かんないが、マズいな...ここで戦闘が起こったら最悪だ。とりあえず向かうか...勇者のところに
シェリルはヘリを用意してもらって勇者のところまで飛ぶ
「勇者様、本当にこっちに魔王がいるのでしょうか?」
「大丈夫だ、魔王がいるのは女神様に貰った能力でわかるから!」
魔王の方角に馬車で進んでいる勇者一行の一人が接近してくる物を感知する
「何かが近づいてきます!もの凄い速度です!」
勇者一行は馬車を止めて降りて戦闘態勢をとる。そして大気を切るような音が近づいて来る
「な、なんですかあれは?!」
「新種の魔物か?!」
「いや..."ヘリ"だ...」
ヘリが着陸すると中から少女が出てくる。護衛には銃を持った人が三人居た。少女は勇者に近づく
「初めまして、インピリア帝国のシェリルと言います。魔王のことについて話したくて来ました」
「は...初めまして、勇者の高星勇樹です。魔王のことと言うのは?」
「はい、魔王は今私の帝国の市民です。なので即刻手を引いてほしいのです」
「ふざけないでください!魔王が市民だなんて許しません!」
神官みたいな見た目の女性がシェリルに向かって言ってくる
「ふざけてなどおりません。我が帝国では来るもの拒まず受け入れるが大切となっています。なのでなんの問題もありません。そして許さないと言っていましたが、誰がソレを縛っていると言うのでしょうか?」
「・・・ッ」
「なので即刻手を引いてください。これは警告です」
「警告だぁ?そんなの知るか!悪は倒さなければいけないんだよぉ!」
盾を持っている男が怒鳴ってくる
「はぁ...仕方ない。"こちらSR、腕の立つ医療班をこっちに向かわせてきてくれ"」
「"こちら司令塔了解。5分で着きます"」
「君、アレを持って来てくれ」
「了解しました」
兵士にシェリルが作った日本刀を持ってこさせる
「もう一度警告する。これ以上市民に危害を加えるな」
「魔王は市民じゃねぇんだよぉ!!」
盾男が近づいて来る。シェリルは抜刀の構えをして、刀を抜く
「え...う、腕が....腕が"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ーーーーー!!」
「だから警告したじゃないか」
「ダニエル!早く腕を出して!」
ヒーラーは回復魔法で腕を止血した。高星は剣を抜き、シェリルに向ける
「ほぉ...このザマなのに剣を向けるか...」
シェリル達と勇者達は一触即発状態になる




