魔王が移住したいらしい
「え?なんでヒビが?!」
兵士はヒビに気づいてそこに集中砲火をする。するとヒビが広がり、バリアが割れて魔王の腕に銃弾が当たる
「撃ち方やめ」
「グッ...殺すなら殺せ!」
「いいえ、殺しはしませんよ」
シェリルはクリエイトしたカルタイト製の手錠をかける。医療班により治療されながら魔王はカルタイトが使われている牢屋に入れられる
「なぜ殺さない...」
「殺したくないからだ。そしてなんで攻撃してきたか訳を聞きたかったからだ」
「...勇者にやられて魔王城に戻れないからここに来た」
「攻撃した経緯は?」
「軽く脅した方が後々いいからだ」
「つまりどういうことですか?」
「新しい住処が欲しい」
「はぁ...」
シェリルはため息をし、電話を取り出してトカレフに電話をする
「"トカレフ、魔王が在住希望だから城の部屋確保してくれ"」
「"大丈夫です。いつでも空いていますから"」
電話を切り檻を開けて魔王を帝国城へ連れて行く
「初めまして、そこにいるシェリル様のゴーレムのトカレフと申します」
「おいコラそこって言うなそこって...まぁとりあえず部屋に行きましょうか」
シェリルはトカレフが用意した部屋に魔王を案内する
「言い忘れてたが、有料だ」
「無論それは問題ない。アイテム収納にたんまり入っているからな」
魔王はアイテム収納から金貨や魔道具などを出す
「トカレフ、精算係に回してくれ」
「わかりました」
トカレフは財宝を持ってくとふとシェリルは呟く
「財宝には限りがあるが、大丈夫なのか?」
「そのことなのだが、働くところはあるか?」
「う~ん、スキルや魔法はどのぐらい扱える?」
「量が多くていっぺんには言えないな。大きく言うとするなら攻撃系だな」
「なら軍の司令官ってことでやってみないか?」
「うむ、我にピッタリだな!今までの経験を生かすとしよう!」
シェリルはその後、軍の司令官として学ばせるため、魔王を軍学校に入学させた。能力が認められれば卒業できる形の学校である。つまり飛び級も可能である
「勇者に追いやられたとか言っていたが、どんな奴なんだろう...一応警戒はしておこう」




