表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「時空の交差点を護る女神たち」(セーラー服と雪女 第24巻)  作者: サナダムシオ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/32

⑲ 新体制

 森のポータルと池のポータルの双方で、怪しげな存在の動きが確認されたという報告を受けて、二週目の火曜日からは、新しい体制でパトロールに臨む事になった。


 つまり元々の担当者プラス、場合によっては助っ人を呼ぶ事になったのだ。そして、助っ人のメンバーは、バステトまたはアヌビスまたはサン・ジェルマンが、現場に運ぶ事になった。


 侵略者は、この際、徹底的に叩こうという訳だ。

 女王としては、当然の措置だろう。

 チーム・サン・ジェルマンとしても、状況が一段落するまでは、付き合おうという事になった。


 確かに虫たちもタコたちも気になるが、ひょっとすると、その背後に別の何者かが、暗躍していないとも限らないのだ。きっとその場合、大いに我々に関係がありますから。伯爵は皆にそう言って納得させたのだった。


 そんな状況で迎えた、二週目の火曜日。

 今日の担当者は、ウアジェト女王と部下一名だった。


 二人とも、身長2mの北欧系金髪白人男性に擬装している。城の外では、ネアンデルタール人の成れの果てたちを脅かさないように、出来るだけそうしているようだった。


 もちろん部下たちは、こんな仕事は自分たちに任せて下さいと、再三女王に申し立てたが、女王自身がどうしてもやりたいと言って、聞かなかったのである。


 というのも、女王としては、現在の事態を引き起こした責任の一端は、自分にもある、という自覚があったからなのである。


 そんな訳で、今日も彼女は部下と二人で、しかも乗り物も使わずに徒歩で、自らの領地の視察に訪れている。

 やがて二人は、例の池のほとりに差し掛かった。


 まあ正直な話、昨日の今日で、まさか追加の異変が起こる事も有るまいと、女王は高をくくっていたのだが……。


 あろう事か目の前で、池の中央辺りの水面が盛り上がり始めた。ソレを見た部下がすぐに、城の衛兵部隊とサン・ジェルマンに連絡を取る。


 昨日と同様に、水の中から、巨大な椎茸の傘のようなモノが現れた……しかし昨日と違って、ソレには脚がついていなかった。

 何とソレは、空飛ぶ円盤と化していたのである。


 "足は付いていないな" "あんなの飾りです。偉い人には、それが分からんのですよ"という、某アニメのセリフの遣り取りを、サン・ジェルマンなら、想起したところだろう。


 次々に水中から現れる円盤群を見ながら、(いくら何でも、たった一日で、兵器の進化が早過ぎる。やはり、昨日の捕虜の記憶を分析した結果は、正しかったようね。)女王はそう思ったのだった。


挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ