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3020ストーリー~『第二の地球』と戦士の記憶を辿りながら~  作者: ユニィウルフ
〈第二章〉未来を渡りし者へと告ぐ

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24-4 そして、一夜が明けて――

 

 そして、翌朝……この白熱とした博覧会から一夜を終えた後、私達はベッドから降りて部屋を出た……。真っ先に、祐郎に連絡して、会議室へと向かって行った……。


「おはよう、イリル達よ……昨夜はよく眠れただろうか……?」

「うん、お陰でぐっすり眠れたよ」

「そう……それは良かったな……それはさておき、我に頼みたいこととは……」

「えっと……次の旅の目的地なんだけど……」


 私は祐郎に、いくつかの記憶の中にいた博士について詳しく話した……それを耳にした祐郎は、手に顎を当てながら、知っていることを話す……。


「お前のそばいにた、老人に関しては、少し心当たりがある……その者はかつての地球にいた頃、ある複数の子を引き連れて、『第二の地球』へと降り立っていた……そして、降り立った後には、大きな居住ユニットへと変化していった……」


 ラッキーは祐郎の話をややぼんやりとした表情で聞いていた……。


「ふーん? そこってどこだ?」

「浮島諸島、最大の島……浮島『TUKI』だ……」

「浮島『TUKI』って、李徴の故郷の……?!」


 セナは目を見開きながら、大きな声で言った……。


「確か、風雅と雷美も浮島『TUKI』出身だったわよね……浮島諸島のブースで観た、からくり人形や馬車、お城やお江戸……? ……な町もあったりするのかしらね……」

「うむ……浮島諸島は、今時の技術には追いつけぬ者が、好んで移住するからな……浮島諸島はメイキョウ地方やレイト地方の技術は通用せぬ事を頭に入れよ……そして……『浮島連合』の将軍にも挨拶を伝えておくれ……これは我からの頼みである……」


 祐郎は私に、両手で料理油を抱えて、渡してきた……これは、渡しておきたいものらしい……私は料理油をセナに預けてもらい、出発する日が来るまで、レイト地方に留まることにした……。


 ――その一方で……。

 雨音がハッキリと聞こえてくるような物静かな小屋で、和傘を閉じた黒髪でおさげの少女が引き戸を開けていた……その少女は草履を脱いだ後、床のきしみ音を鳴らしながら、包みを片手で持った……。


 部屋の中の引き戸を開けると、首に何かを付けていた、狼獣人の少年が部屋の隅へとあぐらをかいていた……少女は優しい口調で、少年に声を掛ける……。


「おい亜狼(あろう)、開けるぞ~昼飯を持って来た」

「いつもありがとね……由恵(ゆえ)お姉ちゃん……」

「礼は不要だ……」


 由恵と呼ばれる少女は、亜狼と呼ばれる少年に優しく目の前に座り込んでいた……。


「亜狼、お前は身体は強くない方なのに無理して継ぐこともないんだぞ……全く、あのじじいは何を考えてるんだが」

「いや……これは、僕でしか出来ない事なんだ……『竜神(りゅうじん)』の座は僕でしか出来ないことなんだ……これが、『竜神』様の宿命に関係しているかもしれない……」

「この辺りの狼の獣人は亜狼だけなのは、私も知っている……本来ならば、お前の父が継ぐべきだったが……病で他界してしまっている……私もお前の姉だったらお前を縛っている鎖を解いてやれたのに……」


 由恵は胸に手を当てながら、心を痛くしながらも、こう思っていた……。


「この事を『逢(・)神(・)一(・)族(・)』はどう受け入れるべきだろうか……そもそも、言ってしまっていいことだろうか……」


 由恵は亜狼の事を心配そうに声をかけるも、亜狼は『大丈夫』だと返すままだった……そのまま亜狼は由恵が持ってきたおにぎりを頬張っていた……。


 果たして、『竜神』とは一体どんな者なのか、宿命とは一体何か、それは『第二の地球』の全人物の誰もかも知らない……。



 【ミライ図鑑】


 イリルもやってくれたなぁ~~……!! レイト地方でも平和が戻って良かったぜ~~!!

 それじゃあ、うな重ウナギ抜きをサービスしちゃうぜ!!



 てなわけで、今回の紹介を――




 くらえ!!


 【地方紹介:レイト地方】


 そうだ、レイト地方に行こうかな……って思っているそこのお前! レイト地方でも、二つのエリアがあるんだぜ! その名も、『ヒマワリ府』と『アサガオ府』だ!

 基本的の違いは、『ヒマワリ府』は賑やかで、メイキョウ地方のような都会もある! 『アサガオ府』はわびさびで、伝統的な文化があるんだ! それぞれのアタシのオススメ観光スポットを紹介すっから、しっかり聞いとけよ?


 【ヒマワリ府:その1】ヒマワリエアロビルディング

 ヒマワリ府全体を一望できる、ビルディング型展望台! 屋上はなんと、空中庭園になってるぜ! まるで天使になったみたいだわ!


 【ヒマワリ府:その2】ヒマワリ・ウルトラランド

 色んな作品を、アトラクションで体験できるテーマパーク! アタシのオススメは……『魔女っ子☆佐藤さん』をテーマにした、『魔法界ジェットコースター』だな! 見た目とは裏腹に、恐竜映画をテーマにしたジェットコースターと同じくらいに迫力あるんだぜ!


 【アサガオ府:その1】アジサイ寺

 この寺は結構高い! かつての地球の伝統や歴史があるし、秋になりゃあ紅葉が一眼とできるぞ! 紅葉狩りは出来ないからしてはあかんです~~!


 【アサガオ府:その2】キツネ神ノ神社 アサガオノ神

 キツネ神ノ神社の一ヶ所にして、有名なキツネ神ノ神社だ! ここではアサガオノ神と呼ばれているぞ! アタシのオススメスポットは鳥居が沢山ある! ノスタルジックだな! あっ、どこでも言える事だがマナー違反をすると、罰が当たるから、するなよ。


 以上だ! ……ん? はっ……まさか……『クリ・グミヨー』から挑戦状だと……?!




















 ……誰や。

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