22-4 きらりの記憶
私達は遺跡の奥の部屋に繋がっていた、階段を急いで登り、『レイトミライフェスティバル3020』の会場へと上手く辿り着いた……!
辿り着いた先には、襲ってくるズィーヴェン星人の姿が……私はライトシューターを使って、他のみんなを援護をし、射撃を行い、みんなは弓やグローブ、マジックなどを使用して、ズィーヴェン星人の群れに一騎打ちをする。中には、観客を人質にする奴もいたため、慎重に対処した。
そして、会場にいるズィーヴェン星人が居なくなった時……モニター画面に映っていた陽人はゆっくりと拍手をしながら笑いながら話した……。
「流石は戦士様方……このような状況に、平常心ですね……」
「あんたが『ズィーヴェン星人』の王だったなんて……みんな、あんたの事を頼りにしていたのに裏切るなんて……」
私達は陽人が『ズィーヴェン星人』の王だとジヲから明かされる。このような事実は羅城や浩司が信じられないようかのように、すぐには言葉が出なかった程だ……陽人はため息をつきながら、首を横に振る……。
「このまま、『レイトミライフェスティバル3020』として、ずっとこの場に置いておこうかとするつもりでしたが……予定を早めました……安易に信じるようなものではありませんよ……こうなってしまったが最後、皆様には『これからの未来』に必要な事に協力してもらいましょう……例えば……『ズィーヴェン星』の復活に必要なこの地を――」
「なりまへんで!!」
ゆゆは、涙をこらえながらも陽人に強く言葉を発した。
「ゆゆさん……今回の公式ナビゲーターにも関わらず、何故私の計画を止めるつもりでしょうか……?」
「『レイトミライフェスティバル3020』は『ミライとは何か』をテーマに、『第二の地球』の数々の問題や各地についてと、これからの未来を触れていく、博覧会どすえ! しかし、この場をお借りして『第二の地球』を粉々にしても、なーんも解決にはいたりまへんで~~!」
「ゆゆ……」
ゆゆは……『レイトミライフェスティバル3020』について、涙目になりながらも熱く語っていた……ゆゆはこれからの世界の事を考えてるんだね……。
「ゆゆさん……分かってませんね……」
陽人は舌打ちをしながら、目をつぶっていた……羅城は前に出て、陽人を止めるかのように手のひらを前にしながら腕を突き出した……。
「待ってください、『ミライとは何か』の言葉を背いているのは陽人さんの方ではございませんか……確かに、あなたのおっしゃる通り、この方々にも責任はあります。しかし、こんな強引な対応を本当にするつもりなんでしょうか? こうなった場合、『第二の地球』全ての生命を敵に回す事になります」
「こうなってしまったが最後……ズィーヴェン星の復活には愚かで醜き人類の犠牲が必要なのです……」
ラッキーも羅城の横に立、鼻息を荒くしながら陽人に訴えかける。
「じじいの言う犠牲って、アインスのじいやと似たようなもんかよ? ガキを助けるために自ら犠牲になったんだぞ!!」
「アインス……? ああ、そういう名前の人がいましたね……あの方の世話係さんも、破滅の未来なんて、変えられないのに……たかが一個の命でそこまでするとは……本当に無駄死にでしたね……」
「ふっざけんな! ゴミじじいが!! てめぇだって、家族や戦友が死んじまって悲しくねぇのかよ!!」
「私に家族も戦友も一切いませんでした……唯一信じられるのは、『ダークマター』様……ズィーヴェン星人の特有かつ運命ですからね……」
ラッキーの荒い声を耳を傾けずに、陽人は虚ろ目になりながら拳を握りしめた……陽人は少し眉を鋭くしながら声を笑いを交えながら聞こえてくる……。
「『これからの未来』は必ず訪れる……『ダークマター』様が最後に残した言葉です……しかし、私は詳しくは分かりませんでした……この時の『第二の地球』は、罪人の塊のような場所でした……この罪悪と欲望にまみれた愚かな万物を正せと……私のような、『ズィーヴェン星人』全員に頭から話していました……まずは、この星が一番の星となるようにと、ダークマター様が導かれた結果は……『他の星の消滅させろ』と……しかし、最終的には『ズィーヴェン星』は『ゼクス星』との相討ちとなり消滅してしまいましたがね……」
「ッカ~~! なんや、カルトじみた言葉は……ならず者を懲らしめんのはオレらや警察で上手くいけるて!」
リトは頭をかきながら、目をつぶっていた……。
「仮にあなた達では、愚かな万物を正すのは限度でしょう……」
「正す事がのうても、説得する事はできるで……ただ、上手くいくかはそいつらの心次第や。あんたが無理矢理やってもそいつらと同じ立場になってまう、悪いことは言わへん……これはやったらあかん!」
「あなたはどうして、そんなに『ズィーヴェン星』にこだわるのかしら?! きらりはあなた達の事も他の『可能性』があるっていうはずよ!! そんな判断してたから、他の星が怒りを買って、『ゼクス星』に壊されたんじゃない!」
浩司もセナも続けて、こんな事をすぐさま止めるようモニター画面に映っている陽人に話した……。 しかし、なんど説得しても、陽人は首を横に振る……。
「……申し訳ございませんが、説得はもう無意味です……これまでの経歴などは、それよりも無意味です……まずは戦士様方を処分しましょうかね……!!」
陽人は指を鳴らした後、赤紫色の光から再びズィーヴェン星人が出現したのだった……!
……。
私はあのカプセルから出られていないまま……目の前を真っ暗にして、横になっていた……。
「ねぇ……思い切って……質問していいかな……」
そう、まだ子供だった頃のフィーア星……水と氷で覆われてるも、温かな気温で滑ることもなくふかふかな地面に突っ立っていた……。
この時……まるで別の星に変えられてしまったかのように、炎や煙に見舞われ、水や氷は枯れ果てていた……そう、ズィーヴェン星人の侵攻がこの星にやってきた頃だ……数々の『可能性』の中で、一番卑劣で残忍な星を選んだ、ズィーヴェン星人……まるで、救いようのない……。
小さかった私は、肉親に機械がたくさんある場所に連れられて、突然質問された……その時の私は、肉親を抱きついたまま、動かなかった……。
「何でここで? 出てからじゃダメ?!」
「ズィーヴェン星人がこの星を欲しがっているわ……もう自分達の星では暮らせられない程に……このままだと……消えちゃう……」
「待って……! せっかくママが導いてくれたのに……諦めちゃうの……他の選択肢はないの……?!」
「ある……けど……」
母は思いっきり息を飲み込みながら、私にこう話した……。
「話す前に……答えてほしい……」
母は私にこう呟きながら、問いを三つ出題する……。
この『フィーア星』の者たちは何故、平穏でいられるんだろう?
この『フィーア星』の者たちは何故、欲に狩られるんだろう?
この『フィーア星』の者たちは何故、涙を流すことを許されるのだろう?
「『道があるから』……ママがよく言う『可能性』と言う『道』がね……」
私は、これまでの経歴をゆっくりと話した……握りしめていた母の服を一旦話して、目を見て物語を伝えた……。
「私は……他のフィーア星人と比べて……体が弱く……いつも宇宙学校は保健室登校で学校に通う毎日だった……力の使い方を多めに使っただけでもふらつき、未来予知は他のみんなと比べて、曖昧な所もあるけど……それでも、学校を辞めずに続けた結果……『皆勤賞』を貰って、力の使い方も他の人と足並みを揃えられるようになった……そして、私は……宇宙の旅に強くあこがれを抱くようになった……」
母は私が話す物語を聞いて……微笑みを見せた……。
「あなたは……数ある『災厄』が降りかかっても、『道』を歩み止めなかったのね……」
「うん……この宇宙には……星の数程に『可能性』がある……ある惑星は、星ごと捨てられて、住めないほどに放置された……ある惑星は、『第二の地球』として、目を光らせるも、期待外れな事をして消滅した……そして、『奇跡の星』の人々だって……色んな物語がある……」
母に『可能性』の意味を自分の考え方で話したら、笑顔になりながらも目が潤っていた……。
「我が子の『道』というものをどうとらえているか、聞けて良かったわ……」
母は私の手に合わせてって合図をしていた……そして、手を合わせると……両手が青いエネルギーを纏い、地面が揺れていた……すると、私は気づいたら……この地面は建物じゃない事に気づいた……。
すると、辺りを見渡すと……母の姿は居なかった……唯一の家族である母の名をいくら呼んでも、返事がない……私は泣き叫びそうになった……そう考えていたら、頭から母の声が――
「このまま、殺されるよりは……あなたに宇宙船を乗せるわ……あなたはこれから、『フィーア星人』の誇りになる……これから私は……あなたの『道』になります……これで、『奇跡の星』へと行かせてあげられるわ……」
母は、自ら燃料となり、私を宇宙船に乗せ、このまま『奇跡の星』へと向かっていた……正直受け入れたくなかったけど……母がこんなことも言っていたことが気がかりだった……。
「我が子よ……これから貴方は、一人の戦士様に出会います……その人との出会いで、あなたの運命は変わる事でしょう……」
その戦士は誰なのか、いつ出会うのかは詳しくは言わないまま、声が断たれてしまった……。




