※8 友達たちと共闘2
第1章 冒険のはじまり
※8 友達たちと共闘2
しばらくして[CLEAN4]というプレイヤー名のレベル28[ドーベルマン]が入室してきた。タカシの兄だろうが、兄弟揃って謎の[4]の表示はどういうことなんだろう。
キヨシ:「ショウマ君、久しぶり。先程タカシからの伝言をスマホで見たけど、その鳥がSSRのキャラなんだって?どういう特技があるの?」
ショウマ:「ステを表示するから見てください…こんな感じです」
キヨシ:「[特技1:誘惑の匂い(敵をおびき寄せる)]か、これはすごいね。普通のフィールドで素材集めをしたい時って1匹倒すとまたいちいち別の敵のところまで寄っていかないといけないから時間掛かるし面倒なんだよね。でもこの能力があればかなり早く、楽して素材集めできるね。
今、せっかく同接(同時に接続)してるなら、このメンバーでチームを組んでレベ上げできそうなボス部屋に行ってみようか?タカシと3人ならそこそこ上がるんじゃないかな?」
タカシ:「兄貴、もしかして[女王蜂]行こうとしてる?ショウマまだレベル5だからザコ(ボス以外の取り巻きの敵)にも簡単にやられるよ?」
キヨシ:「お前には言ってなかったけど、あそこには1キャラだけ隠れるところがある、いわゆる[安全地帯]がある。池の右側手前に大きな石あるだろ。あの石の下に隠れるところがあって、そこで[防御]してたら敵から攻撃を受けないんだよ」
タカシ:「マジで?なんで教えてくれなかった?」
キヨシ:「言えばお前、すぐそこに入って楽しようとするだろ?そんな奴に教える訳ないし」
タカシ:「マジか~知らんかった…
まあショウマ、そんなわけだからちょっと行ってみようか」
ショウマ:「ありがとう。キヨシさん、よろしくお願いします」
キヨシ:「じゃあチーム参加の要請をショウマ君に出すから承諾してくれる?あと、チームを組んだら[移動はリーダーに同行]を選ぶとボス部屋までボクが連れて行くけどどうする?自分自身で走って行ってみたい?」
ショウマ:「ボクのキャラ、[AGI]終わってますから。[同行]を選んでも向かっている映像は見えますよね?[女王蜂]部屋の場所だけ覚えたいだけなんで、道順を見ながら覚えます」
キヨシ:「了解。じゃあ分かりやすい感じで向かうけど、もしフィールド移動の途中に敵がいると避けたりするからゴメンね」
まだまだ弱いショウマが同行しても良いものなのか、少しの罪悪感と動画で見ていた複数人での共闘プレイができる期待を胸に、とりあえずボス部屋までの景色(道順)を覚えようとするのだった。




