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動物になろう  作者: つねぶ
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※5 いざプレイ(共闘)

第1章 冒険のはじまり


※5 いざプレイ(共闘)


 [動物になろう]では宇宙からの侵略者(昆虫によく似た[インセクター]と呼ばれるもの)と戦うことが目的であり、初心者部屋のスタート地点周辺の草原には30cmほどの大きさのバッタがポツポツと歩いていた。

 チュートリアルとして動作確認を行った後、近くのバッタを攻撃するよう指示が出たのでとりあえず近付いてみるが、向こうから攻撃してくることはなかった。なので、普通に攻撃を行い無事に倒せた。

 次に防御の指示が出た瞬間、いきなり現れた30cmほどの大きさのコウロギから体当たりをされてしまった。ただしこれは練習用であるためHP(体力)が減ることもなく、何回もしてくる体当たりにタイミングを合してコントローラーの第2ボタンを押して防御する練習であり、練習終了と共にコウロギは消滅した。



 一通りのチュートリアルを行った後、いよいよ2人はスタート地点から少し進んだ草原に入って行く。



 サクラの[ネコ]は普通攻撃の[噛みつき]と特技の[ネコパンチ]が攻撃モーションになっているが、この[噛みつき]はバッタに顔を近づけるため、虫嫌いな彼女にはとても抵抗があるため[ネコパンチ]のみで敵を倒していた。なお、虫が嫌いというプレイヤーのために[敵をぼやかす]と[敵をリンゴに見せる]というフィルター設定があるが、せっかくの綺麗な景色が台無しになるため、サクラはそのままの表示でプレイしていた。

 なお、これらの敵を倒した時に経験値を入手するが、それとは別に[魔石]なるものや何かしらの道具作成時の[素材]となるものを落とすことがある。この[魔石]は各プレイヤーキャラに使用することで経験値として取り込みことができたり、道具の作製に必要だったりもする。


 ショウマは唯一の攻撃方法[噛みつき]で攻撃を行っていくが、この[噛みつき]は[捕食している]と判定しているため、アイテムが地面に落ちることなく自動的にアイテムボックスに収納されていき、結果として姉のようにアイテムを拾ってまわることがなかった。


 スムーズに狩りが行えていたことと自身が持つ特技を使ってみたかったこともあり、不用意に[誘惑の匂い]を使ってみたところ、周囲からバッタが計6匹程わらわらと寄ってきたのである。

 それまで何もしてこなかったバッタが次々と攻撃を行い始め、こちらのHPが急に減ってきたので咄嗟に防御ボタンを押してダルマ状態になったところ、なんとかHPの減少が止まったのであった。ただ「バシッ、バシッ」とたくさんの攻撃を受ける音は聞こえてくるので、つい笑いながら「お姉ちゃん助けて~動けない~」と応援を呼ぶことしばし、姉の[ネコパンチ]で全滅し終えたのだった。


 それまでバッタを探してうろうろし、見つけたら近寄って行って攻撃を行うということを1匹ずつ行っていた彼女にとって、先程の[こちらを見向きもしない無抵抗な敵の塊]への戦闘は非常に楽で、時間的にも効率が良かったので大変魅力的なものであった。これに味をしめたサクラは「ショウちゃん、今のをもう一度やって」と注文する。何度かそれらの作業を行った後、集めた魔石はすべて弟に渡した。



 サクラはレベル3に、ショウマはすべての魔石を吸収してレベルは5となったところで寝る時間となり本日のプレイは終了するのだった。

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