※16 友達たちと共闘10
第1章 冒険のはじまり
※16 友達たちと共闘10
それは想像していた以上の快感であった。
到着するなり、とりあえず[毒針]で倒してみようということで、ショウマが1匹だけに近づいて攻撃してみる。 「プシュ」っという音と共に目の前の敵がスッと一瞬でアイテムに変わる感触は何とも言えない気分であった。
タカシ:「嘘?1撃?」
キヨシ:「さすがに100%はないと思うけど。 もうちょっと倒してみよっか」
言う通り、さすがに2匹目は1撃とはいかず、倒すのに4回攻撃した。
キヨシ:「今度は多かったね。今のショウマ君ならたぶん3分の1くらいの確率かな?」
ショウマ:「次レベル上がったら11になるんで、そうなったら攻撃に参加します」
キヨシ:「そうだね、それじゃとりあえず昨日と同じようにしてくれるかな?」
石の下で[誘惑の匂い]を使い、”働き蜂を集めたら後は二人に任せる”を繰り返した。
しばらくして、ショウマのレベルが上がった。
ショウマ:「レベルが上がったので、ボクも倒すの参加します」
タカシ:「ちょっとずつ集めろよ。オレはスタンさせられてすぐ身動き取れなくなったから」
ショウマが10匹程を集め攻撃し始めたので、二人はしばらく様子を見ることにした。
キヨシ:「だいたい3撃で倒せてるね。ダメージもほぼ受けてないし安定してるんじゃないかな」
タカシ:「お前さあ、普通に倒してるけどスタンは?」
ショウマ:「スタン?しないね」
タカシ:「ショウマ、今[MND](精神力)いくつ?」
ショウマ:「50」
タカシ:「なにその化け物キャラ… オレ「10」やぞ」
キヨシ:「タカシのは[AGI]2上がる代わりに[MND]は上がらないから。だからもう[MND]は諦めるように言ってるんだけどね。
ショウマ君の[STR]低いけど[毒針]を装備する、[AGI]がない代わりに[VIT]と[MND]が高いっていうのは、ひとつの完成系かもしれない。」
タカシ:「ショウマ、その感じならソロでレベ上げできそうじゃない?」
ショウマ:「うん、できると思う。やられてもペナルティってなかったよね?」
タカシ:「スタートの村に戻るだけなんだけど。
お願い、頼む、ソロでレベ上げは辞めてくれ」
ショウマ:「なんで?」
タカシ:「オレまた置いていかれるから…もうソロでレベ上げ嫌なんよ」
もしキヨシやタカシに最初から放置され一人でレベ上げをしないといけなかった自分を想像すると、タカシの気持ちも分かるショウマであった。




