※13 友達たちと共闘7
第1章 冒険のはじまり
※13 友達たちと共闘7
レベルが1つ上がるごとに2ポイント分、各能力のステータスに自由に振り分けることができる。それとは別に自動的にステータスの上昇も行われるが、それはキャラによって異なる。例えばキヨシが使用している[イヌ]などは、レベルが1つ上がった際に各能力が1ポイントずつ均等に上がっていくというもので、このようなかたちが一般的に多いのである。
しかしショウマの[カカポ]は精神力[MND]と器用さ[DEX]が各2ポイント、体力[VIT]と知能[INT]は各1ポイントずつ上昇、物理攻撃力[STR]とすばやさ[AGI]はまったく上昇しないという偏ったものだった。それは明らかに「尖った性能」であることを証明しており、キャラに併せてステータスを作っていく必要があるもののどう上げればいいのかショウマにはわからなかった。
ショウマ:「今またレベルが上がって「7」になったんだけど、ステ(ステータス)ってどう振ったらいいかな?今までの分もまだ使ってなくて、全部で「12」ポイントあるんだけど?」
キヨシ:「次の特技がまだ何かわからないから確実にこれだっていうのはないと思う。ただ、アドバイスとして、ショウマ君のスキルは使用すると自分がやられる可能性が高いから、今後のことを考えると[VIT]に全振りしてもいいんじゃないかな」
タカシ:「お前[STR]とか終わってたろ?そのあたりの低いのをちょっと上げても意味ないからな。それより兄貴の言うとおり、[VIT]上げて壁役(敵の攻撃を受ける役)もできるぐらいになった方が重宝されるよ。
あ、そうそう。ここのドロップから作れる装備品で[毒針]ってのがあるから、それ装備したらかなり良い感じになるんじゃない?」
ショウマ:「何それ?」
キヨシ:「攻撃したら4分の1の確率で即死させれる装備。ただどんなに[STR]があっても相手に与えるダメージは「1」になるから使いどころが難しいんだけどね。ボスに効かないし。今は持ってないけどサブキャラに装備させてるから、後で貸してあげるよ」
タカシ:「わざわざ渡さなくても3人で集めたら? ここのザコ(働き蜂)が落とす[針]を20個と、ボスが落とす[クイーンハート]1個、魔石を30個、この3つを揃えれば作れる。オレも兄貴もここの素材はもういらないから、3人で協力したらすぐ揃うと思うよ」
ショウマ:「キヨシさん、よかったら協力してもらえますか?」
キヨシ:「了解。
まあそんな武器もあるから、[STR]にはもう振らなくていいんじゃないかな?[AGI]も高ければ便利だけど、[VIT]程、必要としないしね。
それより、さっきステ見て思ったけど、謎に[DEX]高かったよね? 普通はデバフ系(敵を弱体化させる)スキルに影響あるんだけど、ショウマ君も今後そういった特技を覚えるのかな?
あ、もしかしたら[DEX]高いショウマ君なら、[毒針]で倒せる確率が上がるかもしれないね?」
ショウマ:「そうなれば嬉しいですね。ものすごく[毒針]欲しくなってきました」
タカシ:「マジか?お前ただでさえ硬くなるのに、サクサク敵倒しだしたら最強やん、ヤバいって。羨ましいな…で、[VIT]いくつになった?」
ショウマ:「「38」タカシはいくつ?」
タカシ:「マジか?オレ「39」、でもこっちはレベル17やぞ…」
キヨシ:「タカシ、オレもレベル17のときはタカシくらいやった。ショウマ君の[VIT]が高いだけだから。
ショウマ君、もう少しレベル上げたらそこに隠れる必要なくなるんじゃないかな?あとレベルを4上げて[VIT]を「50」にしたら、ザコ(働き蜂)からの被ダメ(受けるダメージの事)が1か2になると思う。そうなったら敵を集めても倒されることないから。ボスの女王蜂だけは気をつけてね」
ショウマ:「わかりました、それまでよろしくお願いします」
会話をしながらも適度に[働き蜂]を集めては淡々と狩りを続ける3人であった。




