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Youtuberの旅行オタクと方向音痴の魔法少女  作者: エアポート快特
第五章

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五章プロローグ

拝啓


こんな手紙、書くつもりなんてなかったのだけれど。


ねえ、元気にしてる?


つまらない話から始めさせてほしいな。


小さい頃、――はいつも、私の後ろをついて歩いていたよね。


私が転んだ日は、――も一緒に転んだふりをして、隣で泣いてくれた。


あの頃のことを、今でもよく覚えてるよ。


いつからだったかな。


――が、私の後ろではなく、私の影の中にいることに、私が気づいたのは。


ごめんね。


本当は、もっと早くに気づいてあげるべきだった。


気づかないふりをしていたのは、多分、私自身が怖かったからなんだと思う。


今、――が何を選び、どこへ向かっているのか。


おばさんから、少しだけ聞いたよ。


信じたくない、と思う私もいる。


それでも。


――が、自分の心で選んだ道なんだったとしたら。


私に、それを咎める資格なんてないんだと思う。


ただ、これだけは、伝えさせて。


どんな場所にいても、どんな姿になっていても。


――のことは、ずっと大切な自慢の弟だと思ってる。


だからもし、少しでも疲れてしまったら。


いつでも、帰ってきてね。


私は、これからも、ずっと。


――の、姉として、あなたを待ってるから。


――敬具

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