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Youtuberの旅行オタクと方向音痴の魔法少女  作者: エアポート快特
第4.5章

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4.5章プロローグ

秩序とは、停滞の別名だ。


整然と並んだ歯車は、美しい。


だが、美しいだけだ。


そこから、新しいものは、何一つ生まれない。


混沌こそが、創造の母胎である。


秩序が壊れ、境界が溶け、価値が反転する、その美しき事象に、私の心は躍動するのだ。


まだこの世に名前を持たない、何かが、混沌の中に静かに芽生え始める。


私は、その「何か」が見たい。


絶望の淵に立たされた者が、なお足掻き、選び、 手に取った選択。


その先に一体、何が生まれるのか。


それは、魔界のどんな書物にも、記されていない解答であり――


神すら、まだ答えを持たない問いだ。


だから私は、混沌を撒く。


悪意ではない。ただの、探究だ。


完成された秩序の中に、完成された答えなど、存在しない。


完成形の子供は、いつだって、混沌の最も深い場所で目を覚ます。


壊れ、砕け、それでもなお立ち上がろうとする、子供たち。


いくつもの実験で、私は、それを試し、検証を繰り返してきた。


そして今、また一つ。


見飽きることのない、実験が――


幕を開けようとしている。

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