前へ目次 次へ 50/131 三章プロローグ 力なんていらない。 俺にもそう思っていた時期があった。 だが、これはなんだ。 俺には今、力が溢れてきて仕方がない。 これで、あいつらを殺すことができることに、大きな喜びを感じている。 今まで俺を虐げてきたあいつらに ようやく報いを与えることができるのが嬉しすぎて仕方がない ああ、力がみなぎる 今の自分はなんでもできる まるで夢のような心地だ ……ところで、あいつらって、誰だっけ? 少年の目の前には、人の形をした何かが何体も転がっていた。