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Youtuberの旅行オタクと方向音痴の魔法少女  作者: エアポート快特
第七章

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7章プロローグ

長い旅だった。


いくつもの世界を巡り、いくつもの混沌を、この目で見届けてきた。


だが、いまだかつて、これほどまでに「完成」に近づいた舞台を、私は知らない。


秩序という名の書割の裏側で、役者たちは、それぞれの台本を、それぞれの想いで演じ続けてきた。


嫉妬。裏切り。愛情。復讐。


そのどれもが、ありふれた感情だ。


だが、ありふれたものだからこそ、それが極限まで煮詰められた先に生まれるものには、見る価値がある。


積み重ねてきた、全ての伏線を。


配置してきた、全ての駒を。


温めてきた、全ての感情を。


そろそろ、一つの舞台の上に、載せる時が来たようだ。


秩序に守られたあの街が、混沌に呑まれるまで、そう長くはかかるまい。


そして、その果てに――


一体、何が生まれるのか。


私は、ただ、それが見たくて、ここまで来た。


さあ。


これより、この物語に――


終幕を。


否、真の意味での、幕開けを。

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