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異世界で錬金術の現代風メシ  作者: yex
魔術協会編

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特別術 箸休め その3

[現在のステータスを確認]


S+ランクのマルバスを討伐した俺たち。

ふと、今の自分たちがどれほど強くなったのか気になり、ステータスを確認してみることにした。


「S+ランクまで倒したんだし、『フォレストス』のダンジョン攻略もあったから、結構レベルが上がってるはずなんだよな……」

「どれどれ?」


【名前】 酒森 幸(さかもり さち)

【年齢】 20

【性別】 ♂

【職業】 Sランク冒険者

【パーティ】 自由の食旅(スローイーター)

【レベル】 60

【ステータス】

・体力 2800

・魔力 19000

・筋力 750

・俊敏性 690

・耐久性 680

【スキル】

・転移魔法(トランスファー)

【契約獣】

『光輝なる白銀龍《プライム・シルバードラゴン》』

『聖獣 ユニコーン』

【個体能力】

・錬金術

・等価交換(カタログ)

・全知魔書(ニュー・オーダー)

【加護】 

・創造神の加護【小】

・破壊神の加護【小】


「魔力がもうすぐで2万超える……」

「さすが加護ね……魔力の伸び方がおかしいわ……」


【名前】 フラム・ガーネット

【年齢】 25

【性別】 ♀

【職業】 魔法使い『魔賢者』

【レベル】 80

【ステータス】

・体力 3000

・魔力 8000

・筋力 800

・俊敏性 790

・耐久性 890

【スキル】

・炎魔法・水魔法・雷魔法・風魔法・土魔法・氷魔法・瞬間移動魔法

・解体魔法・状態変化魔法・消費魔力術・鑑定・アイテムボックスLv20

【個体能力】

・結界術

・属性結界術


「本職の魔法使いなのに、魔力で負けてる……」

『耐久では勝っているではないか』

「タンク型の魔法使いなんて聞いたことないんだけど!?」


【名前】 銀瓏

【年齢】 600

【性別】 ♂

【種族】 シルバードラゴン

【二つ名】 『光輝なる白銀龍《プライム・シルバードラゴン》』

【契約先】 酒森 幸

【パーティ】 自由の食旅(スローイーター)

【レベル】 650

【ステータス】

・体力 15000

・魔力 23000

・筋力 15000

・俊敏性 12000

・耐久性 18000

【スキル】

・炎魔法・水魔法・雷魔法・風魔法・土魔法・形態変化・対魔力装甲

・ドラゴン魂(ソウル)・無詠唱術・消費魔力術・魔力感知術・念話

【個体能力】

・氷結魔属性


『ふっ……全ステータス一万超えだ』

「さすが、このパーティーの高火力要因……」


【名前】 麒麟

【年齢】 900

【性別】 ♀

【種族】 ユニコーン

【契約先】 酒森 幸

【パーティ】 自由の食旅(スローイーター)

【レベル】 1000

【ステータス】

・体力 20000

・魔力 39000

・筋力 25000

・俊敏性 30000

・耐久性 20000

【スキル】

・雷魔法・聖魔法・対魔力装甲 ・念動力・自己強化魔法・結界魔法

・回復魔法・無詠唱術・消費魔力術・魔力感知術・念話・浮遊魔法

【個体能力】

・聖神属性

【加護】

・創造神の加護


『おお、1000になりました』

「流石聖獣……」


こうして改めて確認してみると、全員が着実に力を伸ばしていた。

……なんだろう、どんどん怪物集団になってきている気がする。


[ガーシュとソトールと謎の三人]


今日も今日とて、幸からのお供え物を楽しむ二柱の神。


「んー!どれもこれも美味しいのだ!!さすが異世界の甘味!いつ食べても飽きないのだ!」


ガーシュは山のように積まれたお菓子を幸せそうに頬張っていた。

対するソトールは、徳利を片手に静かに酒を味わう。


「ガーシュ、貴様……少しは遠慮というものを覚えろ……サチにあまり負担を掛けるではない」

「これもこれも、異世界の甘味が旨いのがいけないのだ!!」

「責任転嫁するな」


ソトールは呆れながら酒を口へ運ぶ。


「……ほう。実に飲みやすい酒だ。喉を滑るように入っていく」


続いて柿ピーを一粒。


「この程よい塩気……酒が止まらんな」

「むー……ソトールだって、満喫しているのではないか……」

「俺は酒だけで十分だった。これはサチが気を利かせて送ってくれただけだ。貴様のように催促した覚えはない」

「む、むむむ……」


ガーシュは悔しそうに唸る。


「我輩だって神の仕事はちゃんとしているのだぞ!」

「そう言う割には、毎回サチに甘味をねだっているだろう」

「ぐっ……」


完全に論破された。

そんな二柱のやり取りを、少し離れた場所から三つの影が静かに眺めていた。


「あらあら……」

「っ……」

「ほう……」


その視線の意味を知る者は、まだ誰もいない。


もしかすると近いうちに――サチたちは、新たな神の加護を授かることになるのかもしれない。


[ラグナロク代表の皇子]


――ラグナロク。


豊かな魔力に満ちた王都の一角。


壮麗な屋敷では、一人の少年が旅支度を整えていた。


「本当に一人で大丈夫?」


優しく問いかける女性――葵だった。


「大丈夫ですよ、お母様。聞けば『パシフィスト』には高ランク魔物もほとんど出ないそうですし、今の僕ならAランク程度なら問題ありません」

「そう……分かったわ。気を付けて行きなさい『ライト』」

「はいお母様!」


元気よく返事をすると、少年――ライトは屋敷を後にした。

その背中を見送りながら、葵は小さく息をつく。


「はぁ……各国の集会かぁ。ちゃんと皆と仲良くできるかしら……いじめられたりしないかな……」

「相変わらず心配性だな」


低く穏やかな声が響く。

階段を下りてきたのは、魔王バルムンクだった。


「でも……やっぱり心配なの」

「安心しろ」


バルムンクは優しく微笑む。


「ライトは君に似て、誰よりも優しい子だ。善悪の判断もできる。そして何より――」


彼は誇らしげに言った。


「この国の皇子だ。きっと立派に役目を果たしてくれるさ」

「……そうね」


葵は安心したように微笑み、そっと夫へ身を寄せる。


「それにしても……ライトも大きくなったわね」

「ああ。真面目で優しい。君によく似ている」

「もう……バルムンクったら」


照れながら笑う葵。

そんな二人を包む空気は、百年経った今も変わらず甘い。


今日もラグナロクは――平和だった。


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