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異世界で錬金術の現代風メシ  作者: yex
魔術協会編

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第五十八術 『魔術協会』について見て回ろう

ガーネットさんの案内により、三人部屋の寮みたいなところに案内された。

スペース的に銀瓏と麒麟は入れるな……うん、取り敢えず―――


『疲れた~……』


全員、一斉に出た言葉はそれだった……あの後、ヴァンさんが銀瓏たちにマシンガントークよろしくの質問攻めにあい、対応に疲労していたのだ……マジ、疲れたわ、ホント……


「疲れすぎて、料理する気力もねぇよ……こんなときは―――『レトルト』にしよう!」

『レトルト?』

「なにそれ?」

「お湯で温めればすぐできあがる即席料理!忙しい日本文明に欠かせない品だ!」


こんな時に便利なのがレトルトなんだよな~

今回はカレーだが、変わった品を錬金するか!『バターチキンカレー』、『グリーンカレー』、『キーマカレー』、『ゴロゴロビーフカレー』の四つを錬金!


――グツグツ……


沸騰した鍋に、パックご飯、レトルトカレーを茹でて、数分待つ……その後取り出して、皿に盛りつければ……はい完成!


『おお!袋の中からいい匂いがするぞ!』

「本当……スパイシーな匂い!」


カレーの匂いにつられて、起き上がる皆。

銀瓏は『ゴロゴロビーフカレー』、麒麟は『グリーンカレー』、ガーネットさんは『キーマカレー』、俺は『バターチキンカレー』に渡しておく。


『これは……何ですか?』

「麒麟さんには『グリーンカレー』。普通より香辛料を利かせたカレーで麒麟さんの口に合うといいけど……」

『ふむ……嫌な匂いではありませんが―――っ!旨い!最初は非常に強い辛味が真っ先にきますが、後味には独特のマイルドさとコクを感じます!』

『うむ!肉がたくさん入って、俺は良いぞ!!』

「このカレー……肉に味が染み込んで美味しい~!」


と、皆はガツガツと食べる。

俺も食うか……ん~!カレーに溶け込んだバターとチキンの旨味がコクを引き出してて、旨い~!丁度いいまろやかさで、食欲を掻き立てるな~!


数分で食べきり、その後は、次の日まで眠り着く……

次の日の朝、簡単な食事をすませ、これからどうするか考える。


「まだ時間があるし、折角だからこの『魔術協会』の場所を見て回りたいな……」

「それはいいわね!なら、私がこの学園を案内してあげるわ!」

「それはありがとうございます!」

『俺はさっさと『ケルベロス』の肉をありつけたいがな……』

「そう言うな銀瓏。折角本場の魔法学校に来たんだから、見学にもってこいだろ?」

『むっ……そういうものか?』

『そうですね……ここにエルフ達も入国するかもしれませんし……見て回るのはよいかと』


ほら、麒麟もそうだといってるからいいだろう?


『……ハァ、しょうがない。ケルベロスの肉の為だ。余興に付き合ってやる』

「と言うわけでガーネットさん、案内お願いします!」

「分かったわ!じゃあ行ってみましょうか」


こうして、俺たちは『魔術協会』の中を見学することになったのだ。


『魔術学教室』


着いた先はまるで大学とかにありそうな大きな黒板と共同机があり、そこで授業を受けているようだ。

こうしてみると、しっかり学校みたいだな……


「そういえば、ここ授業とかってどういう仕組みなんですか?」

「うん?……そうねぇ。まずはどの学を受けたいか決めて、そこから授業を受ける感じね。『魔導士』になると、レポートや依頼等を提出するだけでOKになるからね」

「へー」


まんま大学みたいなところだな……


「色々な学問があるけど、私は『解体学』と『属性学』を受けていたわね」

「『属性学』?解体学は……まぁ分かりますが」

「『属性学』は魔法の属性を勉強する学問で、火や水、土とかの属性を知るための授業をするのよ。他には『魔術学』、『個体能力学』、『古代解明学』、『魔物学』とか……色々あるわ」

「へー……結構色々あるんですね」

「もし、幸が学問を受けるんなら『個体能力学』がいいわね。名の通り、個体能力を鍛える学問で、幸の『錬金術』の幅が広がるかもしれないからいいと思うな~」


成程~でも俺今冒険者カードあるからな……別にいいと思う。銀瓏たちもいるし……

というか……


「おいあれ……」ヒソヒソ

「あれってドラゴンか?」ヒソヒソ

「何てきらびやかなドラゴンなの……」ヒソヒソ

「あの馬、角がついているぞ!」ヒソヒソ

「まさか……聖獣の『ユニコーン』か!?あの!?」ヒソヒソ


……うーん目立ってきたな。


「えっと……次行きません?ガーネットさん」

「そうね……なんだか、騒がしくなってきたみたいだし……」


そういうわけで、次の所へ移動することになった。


『ダンジョン入口内』


着いた先は地下へ続きそうな階段がある所だった。


「ガーネットさん、ここって?」

「ここは、魔術協会のダンジョンよ。主に素材集めや金策、実力アップとか色々な用途で使われるわ」

『ダンジョンだと!よもやそんな物もあるとは……早速入りたいぞ!』

「ダメに決まってんだろ」


まだ、ケルベロスの解体の件もあるし、準備もあるからそれしないといけないだろ。


「ダンジョンは色々終わってからでもいいだろ?ダンジョンは消えないんだから」

『むっ……まぁいいだろう』


と、銀瓏は渋々了承する。

まったく、銀瓏は本当、バトルジャンキーなんだから……

この後、ガーネットさんが軽く説明した後、次の場所へ向かうことにしたのだった。


『魔術広場』


着いた先は、結構広めで運動場のようなところだった。

所々、人が魔法の練習をしているのが見える。


「ここが『魔術広場』ね。ここでは魔法の練習をして自信を磨き上げるところよ」

「へー確かに、いろんな生徒たちが練習してますね」

『ふむ……暇だし、運動でもしていいかもな』

『私も軽くここを一周してみますか』

「やめて差し上げろ」


と、やる気になった銀瓏たちを止める。

お前ら勝手に動くと、他の人が驚くだろうが……


「取り敢えず、色々な道具があるらしいから、一通り見てみようかな」

「そう?分かったわ。私はここで銀瓏たちと相手しておくから、見て回っていいわ」

「ありがとうございます、ガーネットさん」


じゃあ、少し広場を見て回るか……

そう思い、ふらっと歩き始める。

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