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異世界で錬金術の現代風メシ  作者: yex
フォレストス編

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第五十二術 アップルパイとフルーツポンチ

さてさて……ダンジョンに潜る際に特訓もしたし、そろそろ夕食の時間だな。

今日はふんだんに果実を使った料理、そうだな……『アップルパイ』でも作るか。

それだけだと物足りないし、パフェで使った時残ったアイスなんかもつけて……ふふ……


早速作るか!

まず最初にビスケットを粉々にする。

次に具のリンゴだ。フライパンにグラニュー糖を入れてきつね色になるまで加熱する。

カットしておいたリンゴォを加えてキャラメルを絡めたらバター、バニラペースト、シナモンを加えて全体を混ぜる。

りんごの水分がなくなるまでしっかりと煮詰めたら、バットなどに広げて冷ましておく。

錬金してできたパイシート1枚に打ち粉をふりながら、型より一回り大きいサイズになるまでのばす。

1枚を型に敷き込み、余分な生地を切り落とし、フォークでパイシート全体に穴をあける。

次に粉々にしたビスケットを敷き詰め、その次にキャラメルリンゴォを敷き詰める。

もう一枚のパイシートを1.5cm程度の幅で11本ぐらいカットし、型の上にカットした生地にを縦と横に編みながらのせ、余分な生地を切り落とし、残りの生地を周りにのせてはりつけ接着させる。

溶き卵を表面に塗り、予熱した200℃のオーブンで20分焼成し、180℃に温度を下げてさらに20分焼成する。


その間に、何か作るか……果実で出来る簡単旨い物……ん?『冷凍白玉』?――おっ!そうだ!あれにしよう、『フルーツポンチ』!必要材料はサイダーと白玉だけでいいし、早速やるか!


まず、『冷凍白玉』 をボウルに入れ、約20分ほど流水にさらす。

本当は一から粉で作った方がいいが、手作りアップルパイを作ったし、これくらいならいいよな。

で、コップに切った果実と白玉をいれ、最後にサイダーを合わせれば……完成!『フルーツポンチ』!


お、そろそろ焼けたかな……うん、いい焼き色!

取り出して、粗熱を取ったら……型から外して、切り分ける。

最後にアイスを添えたら……完成!『リンゴォパイ』!


後は、果実でジュースも作ったし……早速食べるとしますか!


「出来ましたよ~!」

『おっほぉぉっ!!』


切り分けた『リンゴォパイ』と『フルーツポンチ』に皆、目を輝かせる。

さてさて、頂くとしますか。


『いただきます!』


――サクッ!


『んんっ!?旨いっ!!』


リンゴォの濃厚な密にサクサクしたパイ生地が合わさってうめぇ~!下に敷いたビスケットも、邪魔しないで、パイのサクサク感を底上げしてるぜ!


『旨い、甘い!!このリンゴォの果実が香ばしくそれでいてちょっとほろ苦さが味をより引き出している!』

「そこに冷たいアイスを食べれば……んん~!温度差で口の中がとろけそう……」

『このシュワシュワしたものもいいですね……甘くて、それでいて果実のおいしさを邪魔しない……』

『このつるんとした白い物もいいわ~!ほんのり甘くてぴったり~!』

「それは、白玉団子です。もちもちした食感が癖になりそうでしょ?」

『うむ、確かに歯ごたえもいいな!本当、主の料理は不思議だな!ただ、果実を切っただけで魔法のように美味しくなるのだ』

「そんなに褒めんなよ~誰だってできるものだぜ?……それでハイエルフの皆は――」

『ハグハグハグハグっ!!』


も、物凄い勢いで食ってる……


「何だこれうめぇ!」

「パフェも美味しかったけど、これも美味しいわ!」

「このシュワシュワ感、たまらないわ!!」

「この料理、サクサクしてて、中のリンゴォが甘くてうめぇ~!!こんな料理があったとは!!」


どうやら、気に入ってくれたようだ……ん?


「ハムッ……んーっ!美味しい~……なんて甘さだ!こんな甘いのさっき食べたパフェぐらいよ!」


セコイアも口ではああいっていたけど、旨いって喜んでるな。


数分が経ち、あれだけあった料理が全部平らげられた。

今日も今日とてすっからかんだな……


『うむ!今日の飯は旨かったぞ!菓子だけしかなかったが、これはこれでいいな!―――ゲップ』

「あ」

『ん?』


銀瓏が大きいゲップを出してきた。

ははは、うける。


『な、なんだ――ゲップ!』

「ははは、そりゃフルーツポンチに入っていた炭酸を飲んだからだよ」

「ふふっww銀瓏、ちょっとww――うぷっす!」

「あ」

『ガーネットもですか――ア゛ッ』


ふっ、はははww皆出てんじゃねぇか。


『む、むぅ……炭酸とは、そういう罠もあるのか……』

「罠と言うか、誰でも起きる現象だよ」


さて、ご飯も食べたし……ダンジョンの仕込みでも作っておくか……

そうだ、今日は風呂に入るか……


「ガーネットさん、俺ちよっとダンジョンの仕込みするんで、先に風呂入っててください」

「分かったわ……じゃあ、麒麟、行きましょう」

『ええ、いいですよ』

『あ、私もいいかしら?』

「ペガサスさんも?いいわよ……そうだ!せっかくだし、ペガサスさんもシャンプー使ってみましょう!」

『シャンプー?』

『洗うのに使う物です。それを使えば、毛の質が段違いに変わりますよ』

『あー……道理で娘がいつも以上に金色に輝いてサラサラしてたんだ……いいわね~私も使いたい!』


……さて、女子たちは任せるとして、こっちは色々と仕込みしますか。


『何を作るのだ?』

「二十階層だろ?今回は二品ぐらいがちょうどいいから……『ハヤシライス』と『青椒肉絲』にするか」

『聞いたことの無い物ばかりだ。旨いのか?』

「ああ、旨いぞ。青椒肉絲は麒麟さんが好きそうだな……」

『ふむ……と言うことは葉物がメインか……旨いのは変わりないが、肉をだな……』

「ハヤシに沢山肉使うから安心しろって――じゃあやるか!」


肉は……そういえば、トロール使ってなかったな。

普段は牛でやってたが……今回は、ポークでいくか。トロールも、オークみたいなものだし、実質豚だろ。多分……


トロール肉は食べやすい大きさに切って、ネギオンは薄切り、マトマはみじん切りにする。

大きめのフライパンにサラダ油を熱し、ネギオンを全体がすき通ってしんなりするまで中火でよく炒め、さらに豚肉を加えて炒める。焼けたら、更にマトマを加えて炒める。

水を加え、沸騰したらあくを取り、弱火~中火で約5分煮込む。

そしてルウは……『トマトのハヤシライス』だ!デミグラス版もあったが、俺は断然こっちだな!

いったん火を止め、ルウを割り入れて溶かし、再び弱火で時々かき混ぜながらとろみがつくまで約5分煮込めば……完成!『トロールハヤシライス』!!


よし次!

ピーマンっぽい奴と水煮タケノコとトロール肉を細切りにして、肉を片栗粉をまぶしておく。

熱したフライパンに油を入れ、ピーマン、たけのこを炒め、火が通ったら皿にとる。

また熱したフライパンに油を入れ、焦げないように弱火で肉を炒める。火が通ったら、いったん火を止め、『青椒肉絲の素』を入れ、再び火をつけ、中火で炒めて肉にからませる。

ピーマンとたけのこを戻し、炒め合わせたら……完成!『トロール肉の青椒肉絲』!


「さて、ダンジョンに潜る用の飯はこれでいいか」

「上がったよ~」

「ああ、おかえり――」


俺の目には、黄金に輝いてる麒麟だけじゃなく、純白に輝くペガサスもいた。


「うわっ真っ白!?驚きの白さだよ!?」

『このシャンプーっていいわね!長年困ってた毛の艶が解消したわ!』

『そうでしょう。これのお陰で毛並みが良い感じに整えるんですよ』

『さっちゃんって、こういうのも錬金できるのね~……ねぇねぇ!後で、これもう二つぐらい貰っていいかしら!』

「それは良いですけど……」

『それにしても……何やらいい匂いがして入れますが……』

「ああ、これは明日ダンジョンに潜る用の飯だ。別にその場で作ってもいいが、こうすればいつでもうまい飯が食えるだろ?」

『なんと……心遣い感謝です』

『いいな~私も食べてみたい……』


こればっかりは、ダメだからな。

明日、朝飯は美味しいものご馳走するから、それで我慢して欲しい。

さて、ガーネットさんがお風呂に入ったし、俺らもはいるか……


そうして、俺は銀瓏と共にお風呂に入り、湯の温度の余波を感じつつ、ベットで眠ることにした。

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