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異世界で錬金術の現代風メシ  作者: yex
パシフィスト編

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特別術 お姫様の独り言

こんにちは皆さん、私はこの国『パシフィスト』の王女を務める者です。

日々の稽古や勉強の他に、最近魔物の大量発生の討伐に力を入れています……どれも高ランクですが、心配ありません!なぜなら―――私の()()()に譲り受けた『神剣 エクスカリバー』がありますから!


この剣を譲り受けてもらえてから、襲い掛かってくる魔物もバッタバッタとなぎ倒して、人々に平穏が訪れるようなっていきました。

魔力を消費しますが、その分力は凄く、最近A+ランクの魔物を倒すことに成功しました!

初めてA+を倒したことに二人の従者、ルーシーとレットは目が点になるような感じでした。そのあと、解体屋が素材を解体して、ギルドに献上しました……そして、最近では私はとある楽しみがあります。それは……


「んー!美味しいです!やっぱり、サチ様に貰った唐揚げ粉でつくる唐揚げは最高です!!」

「王女様……落ち着いて食べましょうよ……」


疲れた体に美味しいご飯を食べることです!!

いつもはステーキ、スープとかの簡単な料理しか食べていませんが……サチ様に売ってもらえた唐揚げ粉で一段と食事が美味しくなりました!


「このスープも濃厚かつあっさりして、美味しいです……こんな料理を食べれるなんて、私は幸せです」

「……王女様、そのことなのですが、実はお伝えしなければいけないことが……」

「?どうしました?」

「その唐揚げ粉なのですが……もうそろそろでなくなりそうです」

「……えっ!?」


な、なんですって!?そ、それは一大事です!!

それではもう二度と、こんなにおいしい唐揚げが食えないということに……と、恐ろしい事実にプルプルと震えあがってきました。


「お、王女様!落ち着いてください!」

「見事に毒されていますね……至高の味に……」


うう……これは仕方ないことなのです。使ったら無くなる、当たり前です……ですが、ですが……っ!あの味が食えないとなると……くっ!!

思わず、涙が零れそうになります……


「でも、本当……サチさんの料理美味しかったよね~唐揚げもそうですけど、サンドイッチも……あーやばい、よだれが……」

「レット……気が緩んでいるぞ」

「とか言って~ルーシーもサチさんの料理、食べたいと思っているでしょ~」

「な!?何を言うか!!私は別に、そんなことは……いやまぁ確かにまた食べたいとは思うが……ゴニョゴニョ……」

「「じ~……」」

「ふ、二人とも!?そんな目で私を見ないでくれ!!」


と、ルーシーが顔を赤らめる。

あのプライドが高いルーシーでさえ、サチ様の虜になっていますね……


「あ、そういえば聞いてください!先ほど『トランザ』でダンジョンを制覇したという報告が立っています!」

「なに!?あの長年踏破しかしていなかったあのダンジョンがか!」

「そうなんですね……ところで、その制覇した冒険者は一体……」

「何でもドラゴンを『契約獣(ビースト)』にした冒険者と聞いていますが……」


ドラゴンを『契約獣(ビースト)』に……?それってやはり……


「サチ様ですね」

「サチ殿だな」

「サチさんしかいませんよね~」


皆、一斉にサチ様の名が出しました……ドラゴンを『契約獣(ビースト)』にしているものと言えばこの人しかいませんからね……


「それにしても……やはり凄い方ですね、サチ様は……これならもうAランク冒険者になっているはずですね」

「いえ、もしかしたらSランクになっているかもしれません……」

「というか、一か月も経っていないのにSランクになるなんて前代未聞なんだけどね……」


はぁ~……サチ様、もう一度会いたいですね……また会ったら、これまでのお話も聞きたいですし、なにより――


『マスカ、どうぞお食べください!腕によりをよりをかけて作りました!』


うへへ……サチ様の料理が食べられるとなると……


「王女様……よだれが出ています」

「ハッ!?……す、すみません……つい……」


うーん……なにか、サチ様にこっちに来られるよう何かしたいのですが……生憎、王女の仕事もありますから、タイミングが難しいです……


「王女様、各国々からの対面するパーティーの件ですが……」

「パーティー、ですか?」

「ええ……何やら、懇親会を開いて各国の王たちと親交を深めると……しかし、目的はおそらくサチ殿の『契約獣(ビースト)』、ギンロウ殿だと思いますが……」

「そうですか……」


ギンロウ様も人気者ですね……ただ、私のお友達を利用するのはいけ好かないのですが……ん?パーティー?……こ、これです!!


「でしたら!手紙でサチ様宛てにこの『王都』に招待しましよう!そしてできればサチ様にパーティーをお出しされる料理を作ってもらうのはいかがでしょう!!」

「そ、それはいい考えですが……急すぎでは?」

「とかなんとか言って、本当はサチさんの料理を食べたくて、ウズウズしていたでしょ~?」

「ち、違う!別にそんなのではない!わ、私はただ、そっちの私情を無視して進めていいのかと悩んでいたのだ!それに、ギンロウも来ればその力を利用して迫る人もいると!――」


と、ルーシーが早口で言い訳をつらつらと並べる。

確かに急な話で申し訳ありませんが……これも、サチ様に会うための布石!この出来事を利用するのです!


「うふふ……待っててくださいサチ様、それにギンロウ様にガーネット様……この私、『パシフィスト・()()()()()』があなた達を招待します♪」


それまでサチ様の料理を心待ちにします……ふふっ♪

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