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放浪系騎士の様なナニカの冒険記的なサムシング  作者: 名状し難い魔王
レッツゴー学園都市!え?違うでござるか?
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東の国、道中


「ひまだな。」


「そうだねぇ〜。」


「だったら「「訓練は駄目だ!」」えー。」


東にある関所、正確には王国最東端の街兼関所まで半分というところまで全力疾走をかまして来た馬車とヒミツたち、当然ヒミツと山田そしてヒミツ謹製の馬車はそのまま夕方ごろには街に着くくらいの勢いで走れたのだが、アリスと風間がダウンしてしまい、断念、明日にはまた走るということを条件に今日のところはゆっくりと行軍することになったのだ。


そして贅沢なことに今度は暇を持て余してしまっているのだ。


ヒミツのように直線距離が行きたいからと森を突っ切っていこうとしたり、山賊を追っかけて怪しげな古代遺跡に入って行ったりせず、きちんと整備され魔除けの効果のある草の植えられた街道を行けば魔物など会うこともない、強いて言えば某国民的ロールプレイングゲームに出てくる青くてプニプニとしたあいつや異様に目が大きなというか目に比重が置かれたウサギ、ピ○チュウくらいしか出てこない。


「罪悪感が・・・」


「カザマ、電気ネズミは害獣」


「可愛らしいけどねー」


しかしその全てが戦闘力が低く、総じて村や街のこどもが囲んで棒で殴るなどすれば即殺できる類の魔物であり、ホーエンハイムの護衛である俺たちの俺たち精々可愛らしいネズミやピキーと鳴く青い生物をぶち殺したりする事だけなので暇なのである。

こういう時に竜の一匹や二匹……


「あっ!ヒミツ!空にレッドドラ「ちょっと肉貰いに行ってくる。」え、でも雲のう…」


ホーエンハイムが暇つぶしに作った望遠鏡もどきを使って遠くを見ていると赤竜を見つけたようだ。竜は総じて戦闘力、生命力共に高い、さらに面倒なことに竜は神話や信仰によっては悪の化身であったり、何かの守護者であったりと敵味方が分かれるためむやみに狩る事ができない、


「だがまぁ、ここらで竜の生息地は無いし流れの竜なんて大体血気盛んな神話も信仰もない劣竜だろうなぁ。」


俺は全身の魔力循環のよる強化を最大倍率の5倍にし自身の踏みつける地面を強化してから大きく跳躍、空中を物理限界を超えて踏み何段ジャンプかしてもいいがそれだと周りにいらぬ被害を与えてしまうことを考え透華を・・・


「あ。」


『私は地上ですよ!!お父様!』


今回はエレガントに見えないが物理的には存在する彼女の刀身を足場にしようと思ったのだが彼女に人型の鞘が付いた今常に俺の手元にあるのではないというのを失念していた。

俺は自身のうっかりにため息を吐きつつ仕方無く物理障壁を空中に設置しそれを粉砕しながら跳躍、雲の上に到達すると体長20メートルぐらいだろうか?思ったよりも小さなその見た目に反しその鱗は燃えるような真紅の鱗を持っており纏っている魔力の密度が高いことからかなり高位の竜であると推察、風魔法によって拡声することで気を引いてみる。


「こんにちは!」


「Gaaaaaaaaaa!」


声に反応して帰って来たのは竜言語でもどこの地方の人間の言葉でも無く咆哮と殺気、どうやらただの竜らしいのでサクッとやってしまうことにした。


「gaaa!」


お挨拶とばかりに直径にして2メートルほどの火球を複数口から放ってくる赤竜Aそれを物理障壁の連続展開によって跳ね飛び回避、左手首からワイヤーを射出し途中で右手にとりぐるぐると回し始める。加速の風魔法と重力魔法による重量の増加を為され更に遠心力がかかったそれを火球を避けきり竜に近づいたところで投擲!


「よいしょ!」


「Ga!?」


ワイヤーとその先端である分銅は足に絡みつきその重さで持って足かせとなる。できるだけ傷を付けずにやってしまいたいのでワイヤーで心臓をぶち抜いてしまおうかとも思ったが心臓の破壊程度では全身の筋肉と魔力による血流操作で心臓を再生するまで逃げ回られるので体と頭の中枢を一気に切り離す。


ワイヤーの端に繋がった左腕をそのままに右手でアンサラーを抜き放ち飛んでいる竜にくっ付いて暫し遊覧飛行を楽しむ。

もちろん竜も加速したり旋回したりするなど張り切ってジェットコースターじみたスリルを味あわせてくれるが自身の魔力防護を貫通するほどの火球は撃てないため殆どくっついたような状態の俺に攻撃ができないようだ。


下を見ると馬車が見えた・・・御者と目があったがどうやらうちの馬車ではないようだ。だが街道が見える高さになったので作戦実行!

竜の前で光魔法というのもおこがましい閃光を発生させ一瞬動きを止まらせるそれによる運動エネルギーの反作用によりくっついていただけの俺は竜の前の方へブランコを漕ぎすぎた少年のようにはね飛ぶので…


「ふん!」


「!?」


首を戴く。


しばらくの間があり生命活動が止まる。

やがて血が溢れ噴き出すと同時に魔法を失いその質量は重力に引き寄せられるので左腕についたワイヤーを短くして竜の肢体と密着、首の方はタヌキチが重力魔法の高位魔法『引力操作』で引き寄せ断面に手を突っ込んで骨を掴む。


「ま、格好良く落ちているだけだけどね。」


『えー、ヒミツ君飛べないのーおっくれってるー!』


・・・普通の人間は飛べないし、邪神を基準に煽られても反応しにくいぞミゼール・・・


『御主人!』


「おっと、」


気がつけば地面がもう近い両手に竜を提げて着地というのはいささか無謀なので地面に影ができたのを遠隔操作、急激に大きくしたためか魔力消費が大きいが魔力馬鹿なので気にしない、自分よりも下に竜の体と頭を動かして収納!影に接触し同時に無くなった死体を確認するまもないので影を元のサイズに、そして収納機能をオフにして五点接地法!


前転をするように体の一部と地面を接することで勢いを殺す。


「うむ!やはり旅はこうでないと。」


『・・・お父様?ホーエンハイムさんがうるさいので早く帰って来てください。』


「アッハイ。」


おかしいな、普通なら「すっごーい!」とか、「君は狩が得意なフレンズなんだね!」とか言われると思うんだが・・・


「戻るか…」


帰った俺に浴びせられた言葉はフレンズ風に言えば「君はすっごい頭がおかしいフレンズなんだね!飛び出すのは危ないよ〜」だった。

うん、まあ、ね、知ってた。

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