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レベルアップが命取り?建内 日葵と不思議な服  作者: 和琴
報いを与える者 : The Lost Destiny
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つづきからはじめる

それは…まるで血を流しているような悲しい復讐者との語りの始まりだった。


私の日常は平穏そのもの、そんな夜…私はあの人と…そして運命と出会うことになる。

それから私はほとんどを寝具の上で過ごした。

時々明さんが来ては、肩を持たれ移動する。

雨の音、曇り空、やがて夜空を見て、

青空が晴れ渡った。

そのころには、痛みが引いていた。


昨日の夜の食事はとても美味しかった。

お母さんは明さんが私の治療を夜通ししていると思って

毎日差し入れをしてくれているみたいで、

久しぶりのお母さんの料理を舌を転がして味わった。


実際昨日はそうだったんだけど、

毎日騙してるようで胸がざわついた。


「大丈夫です、もう動けます。」

「まだ二日間の休みよ、いいのね。」


しわのある服を着て介助してくれる明さんも心配で

それに痛みが引くとともに焦りも増し始めていたから。


「方法…見つかるといいわね。」

その笑顔を焼き付けるように、私は目を閉じた。


そして体が一瞬浮き上がるような感覚の後目を開けると

私は見知った町に一人立っていた。


朝の陽ざしが差し込み、雑踏の音が聞こえてくる。

私は振り返り、ギルドに向かって道を歩み出す。


「やあ、お嬢ちゃん」

通行人の男に声をかけられ顔を上げる。


…不思議な服がパジャマのままだった!

うっかりだと思ったのだろうか、その男は笑顔で問いかける。

「なあ、大丈夫かい?今日もパジャマだよ…?」


「ええ、ありがとうございます。

寝ぼけてしまって…。」


私はどうしようもないぐらい、恥ずかしくなった。


魔女さんから言われた一つだけの注意点

<これからは…あまり知らない人に名前を言わない事。

日葵は…危険だわ。>

眉間にしわを寄せていたのを見て、頭を下げるしかなかった。


こうして歩いていると、日常が戻ってきていることを感じた

むしろ兵が帰ってきて前より活発になったような。



ふと見ると空中を舞う果実…


「あっ、落としましたよ!」


この前何処かで一回…


「済まないね、あ…ひま」


「建内です!建内って呼んでください!」


縁の下ギルドに駆け込むように

扉を開けると、会話の多さに圧倒された。


そこは間違いなく縁の下ギルド、

レンさん達はまだ来ていないのか、浅黒い男の子が受付を担当していた。


服が輝いて作業着のように変化した。

そうだ…今日はもう始まっているし仕事をしよう。

私はその気分に従って、仕事の後…夕方ギルドに戻ろうと決めた。


暇つぶしとして適当な仕事を請け負おう。

…これだ!


私は希望依頼を二つほど覚え、案内列に並ぶ。


「あのお名前をお伺いしても良いですか?」


「建内 明です。」

日葵なんて…二度と使えない!


「建内 明…女性…ご希望の仕事は?」


「リザード屋の制御室、エサ部屋掃除手伝いです。」


「…え?」

その男は依頼を確認しこちらを見た。


「それは重労働………あれ?」

首を傾げ、探るように見てきたので思わず目を逸らす。


「…」

…何だかこの人に既視感が湧いてきた。

でも見れない…


「…」

大勢が待つ中、無言の私達…

周りの視線も痛く、思い切って話を切り出した。


「ともかくそれを受けたくて…

大丈夫ですか?」


「それはこちらの…いえ、依頼終了後

またギルドに来てくださいね。」


何はともかく依頼を受けれた!

ヨシ!まずはお金を稼ぐぞ!


私はリザード屋に行って依頼書を持ち頭を下げる

「よろしくお願いします!」


「いいけど…力仕事は出来る?

少し様子を見させてもらうよ…」


眉間にしわを寄せていた男性も

浴槽・制御室掃除、売店と行うたびに笑顔になる。

「リド君は物音に敏感だから気を付けて」


リーダーの横でエサやりの体験までさせてもらえちゃった!

ゴツゴツしてるのに片手でお肉を抑えるのがかわいい!

「そうそう、勢いよく食べるけど驚かないであげてね。」


他のリザードが集まってきたところで交代し、

檻で遮られたリザードの小屋を素早く掃除した。

食事、外と中の掃除、ゴミと糞の処理…


あっという間に時間が過ぎて

16時、仕事終了が来てほしくなかったほどだった。


報酬は…80クラン。


書いてあるより少し仕事は多かったけど

むしろ体感としては多すぎるぐらいだ。

だってパンが高くて20クランなんだもの…。


そうして私は、夕方再びギルドに入った。

にもかかわらず明日の仕事を探しに来た人が

まばらに仕事を見ていた。


「お、久しぶり日葵ちゃん。

おすすめの依頼ある?」


「えっと…まだ見てなくて…えっ?」


「しばらく見なかったから心配したよ…!

回復したんだね!」


(変装してないから当たり前だよ。)

そうだよね、もともと知られてたら仕方ないよね…


「ええっと、これはどうでしょうか!」

私は自然と掲示板に歩き男性用の仕事を指さしていた。


「おー、俺にもとうとう見張りが似合う頃かい?

ははぁ、やったね!」


「えっと、建内さん。こちらに…

ギルドの中にどうぞ。」

そうして男の人に案内されて

ギルドの中に入ると…


状況に沿う言葉に出す前に

アリッサちゃんが涙を貯めながら、

一歩、一歩と覗くように近付いてくる様子に言葉が詰まった。

ストーリ全体は直せないので情景描写の改善をお試ししてみました…

ご指摘あれば遠慮なくお願いします。

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