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王都までは一日で着いた。そして私たちが服を仕立ててもらった仕立て屋『妖精の羽衣』にルルリアさんを連れて行く。
「いらっしゃい。あら? あなたたち、どこか気に入らないところでもあった?」
「そうじゃないんです。とっても気に入っています。なので今日はお友達を連れてきました」
「そうなの。ありがとう。さあさ、お嬢さん、採寸してデザインを決めましょうね」
そう言って店主はルルリアさんを奥へと連れて行く。私とヴァルクネアさんは二人が戻ってくるのを待った。
採寸の終わったルルリアさんはデザイン画を見て気に入ったものを選んでいく。十着ワンピースを仕立ててもらうらしい。それからコルセットも。会計をルルリアさんに教えながら払わせて店を後にした。服が仕上がるまで二ヶ月かかるらしい。さすがにそこまでは付き合えないのでルルリアさんを宿屋に押し込んで別れた。
「ウメノ、帰ろう」
「そうですね、ヴァルクネアさん」
そう会話をしたのにヴァルクネアさんは火竜の迷宮のある街に降り立った。
「魔物を売ってしまおう」
「確かにいつまでもアイテムボックスに入れておきたくはないですね」
冒険者ギルドに行って魔物を解体部門に持って行く。
「まだあるんですか!?」
「はい、ありますよ。まだ半分くらいですね」
「勘弁してください!」
そう言われながらどんどん魔物を出して行く。そろそろ下層の魔物だから価値があるんじゃなかろうか。
「まさか、下層まで行ったんですか……?」
「はい」
あり得ないものを見る目で見られた。
「買取価格は大金貨六枚と金貨三十枚です。お確かめください」
もらったお金は数えてからアイテムボックス行きだ。
「今度こそ帰りましょうか」
「ああ、帰ろう」
そこからはシールドの街まであっという間だった。




