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幕間 大陸連合自然理学院

     ◆     ◆     ◆



 大陸連合自然理学院《コンチネンタル・アカデミア》。


 北王国(ノルド)、西連邦(ウェスラ)、東皇国(エストラ)が金と人材を出し合って維持する、世界のしくみや術理、学問を学ぶための最高学府だ。


 入学に年齢の制限はない。求められるのは、一定以上の学力もしくは魔力量に加え、筋道を立てて物事を組み立てる力。若くして門を叩く者もいれば、すでに別の分野で経験を積んでから学び直す者もいる。


 扱う学問は、この世界を作ったとされる環神を研究する環神学(わしんがく)から、星の巡りや大地のかたち、目に見えぬ力の流れまで多岐にわたる。古い記録だけでなく実地の観測も重んじられ、会計や法律、医学といった分野も研究の対象となっていた。


 そこで魔学を学ぶ者たちは、ただ強い術を求めるのではなく、なぜそうなるのか、を問い続ける姿勢が求められる。一定の課程を修めたあとも学院に残り、そのまま魔法の研究に従事する者も少なくない。学院は学ぶための場所であると同時に、新たな術理を探究する研究機関でもあった。


 その学院の名を背負う者は、どの国でも世界の理(ことわり)に通じた人材として一目置かれる。


 そして、その中でも魔法の術理を専門に修めた者は『自然理魔導士』と呼ばれた。



     ◆     ◆     ◆

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