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氷室の野望(仮)第壱巻 ~戦国突入編~  作者: 和音
本編

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25/50

25 続きからはじめる(1567年7月23日 朝倉家)【確信】


真紀たちが竹中半兵衛を配下に入れて13日後の1567年7月23日――



義昭は考えていた。


6月14日。

急に視界が暗転したと思ったら7月10日まで日付が飛んでいた。

いままで、これほど日数が飛んだ事は無かった。


ふと脇を見ると、それらしきコマンドの『▷』『▷▷|』は見える。

だがいくらクリックしても何も起こらない。


やはり、管理者が日数を飛ばした。

そう考えて間違いないだろう。


この『日数を飛ばせる権限』は、この世界ではかなり重要だ。

日数を"飛ばせる"ことよりも、"飛ばされる"ことのデメリットが大きいからだ。


何らかの(はかりごと)をめぐらしても、重要なポイントで"日数を飛ばされ"ては、そのダメージは計り知れない。

やはりこの権限が必要だ。

倒して手に入れなければならない。


そのためにもまずは、"誰が管理者なのか"だ。



「失礼いたします」

襖の外から声が聞こえた。

「入れ」

そう促したのち入ってきたのは、明智十兵衛光秀だった。

十兵衛は部屋へ入ると両手を揃えて頭を下げたのち言った。

「ただいま戻りましてございます」


「どうであった?」

十兵衛は義昭の命により、稲葉山城攻めを目前にした織田家中を調べていた。


「は。美濃の安藤、稲葉、氏家の御三家は織田に寝返った模様です」

「ほほう」

「そのため稲葉山城の士気は著しく低下しており、織田はこの勢いで総攻撃に出る模様」


史実通りだ。


「して、竹中半兵衛はどうなった?」

義昭は、最も警戒すべき"今孔明(いまこうめい)"の動向についても調べるよう命じていた。

あわよくば我が手中にするために。

「同じく織田家へ」


――なんだと?

史実では、竹中半兵衛は近江に落ちたはずだ。

のちに織田家へ入り、信長の命で秀吉の下につくはずだ。


「まことか?」

「はっ。まちがいございませぬ」

「信長の直臣か?」

「はい。既にそれまで住んでいた(いおり)を出て小牧山城に居ることも確認しております」


なるほど。間違いない。

俺と同じくこのゲームに入っている者は、織田家にいる。

しかも信長に近い存在だ。

そうでなければ、この史実との不整合は説明がつかない。


「十兵衛」

「は」

「手の者に美濃の動向を監視させよ」

「はっ」

「稲葉山城が落ちたらすぐ、予は信長のところへ行く」


十兵衛は驚いて頭を上げて義昭を見た。

「なんと……」


「信長を用いて上洛を果たす」

そして今の管理者を殺し、この世界を我が物とする。


「ふふ……運が向いてきたわ」



義昭の不気味な笑みを見た十兵衛光秀は、ぞわりと背筋が冷えるのを感じていた。





<1567年7月23日時点>

―歴史乖離率:3.1%

―安定化モジュール:通常出力

―現実世界アンカー不安定率:0.7%(無効化処理済)

―管理者権限保有者:氷室真紀


織田信長【真紀】(33)…統85  武63  知74  政71  魅80

織田信広【誠人】(35)…統35  武66  知71  政64  魅76

柴田勝家(41)…統89  武88  知59  政69  魅81

丹羽長秀(32)…統76  武71  知80  政75  魅72

木下秀吉(30)…統69  武58  知77  政72  魅84

竹中重治(23)…統81  武35  知92  政88  魅82

足利義昭【恭祐】(30)…統91  武49  知93  政70  魅79

明智光秀(39)…統75  武77  知80  政71  魅76

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