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氷室の野望(仮)第壱巻 ~戦国突入編~  作者: 和音
本編

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23/50

23 続きからはじめる(1567年6月14日 織田家)【西美濃三人衆】


小牧山城に無事着いた。


割と快適だったので、今度リアルでも乗馬に挑戦してみようかな?

などと呑気(のんき)に考えていると、到着するや否や、本丸から多数の"ちょんまげ"が殺到してきた。


「殿!御無事で!」

「よくお戻り頂けました!!」

「ささ、はよう中へ」

などと口々に言われる。


頭上には結構な数の『△』が見えるけど、今はやめておく。

(作家も読者さんも大変なので……)


ちょんまげ軍団に先導され行くと、本丸の中にある大広間へ着いた。

私は遠慮なく上座へ向かうが

「信広、そなたは今後儂の側へ控えよ」

と、誠人を近くに座らせた。

清須での勝家らと同じく、ここでもちょんまげ軍団は皆目を丸くして驚いていた。


さて、これからどうすればいいのだろう。

と考えながら黙っていると、


「殿、(くだん)の三人がお目通りしたいと参っております。

通してよろしいでしょうか」

と正面に歩み出てきた猿顔が膝をつき、両手を揃えて深く頭を下げたのち話しかけてきた。


あ、まさか……

と思い猿顔の頭上『△』を目力クリック。

おお、予想通りだ


―氏名:木下秀吉(30)

―統率:69

―武力:58

―知力:77

―政治:72

―魅力:84


さすが人たらし。

他のパラメータは成長途上だけど魅力高い。


「殿……?」

猿顔が怪訝な表情で見ている。ちょっと笑える。

「ああ、よいぞ。呼んでくれ」

「ははっ」



しばらくすると、秀吉が三人の武士を引き連れて大広間に戻ってきた。

「殿、連れてまいりました」

秀吉はそう言って三人を促すと、その三人は横一列に並んで私の正面にひれ伏した。


「お初目にお目にかかります。安藤伊賀守(いがのかみ)守就(もりなり)でございます」

「稲葉良通(よしみち)にございます」

「氏家三河守(みかわのかみ)直元(なおもと)でございます」

そう言って三人は頭を下げた。


西美濃(にしみの)三人衆――

後世にそう呼ばれる、亡き斎藤道三の時代から美濃斎藤家を支える柱たちだ。

そのパラメータは……見ないでもいいや。

それよりも気になる事が――


「よくぞ参った。美濃を我が物したのち、そなたらの所領は安堵する。

存分に働くがよい」

「「「ははっ」」」

んー、気持ちいい♪


「ところで、伊賀守」

「はっ」

守就がわずかに頭を上げ、目が合う。

「そなたの婿殿(むこどの)……半兵衛殿はいずこにおる」


安藤伊賀守守就の婿。

希代の名軍師である竹中半兵衛重治(しげはる)だ。

史実では、信長が稲葉山城を落としたのち、しばらくは浅井長政の客人となり近江に居たが、信長と長政が争い始めたころには秀吉の直臣(じきしん)に収まっていた。

 ※直臣……直属の部下


その半兵衛を何としても側に置きたいのだ。

秀吉にも渡したくはない。


「はっ、半兵衛は斎藤龍興(たつおき)殿の命により蟄居(ちっきょ)しております」

お、まだ美濃にいる。

しかも蟄居とは……ついてる!

 ※蟄居……自宅の部屋で謹慎


「そうか、ならば伊賀守。

そなたは稲葉山攻めへの参戦ではなく、半兵衛を儂の前に連れて来てくれ」

守就はびくっと身体を震わせる。

「……(それがし)の言に従わぬ場合は、如何(いかが)いたしましょう」

説得に応じなければどうするか、か……。


すると視界の隅に小さな白い光。

『!』マークだ。

【新規可能性生成】かな。

でも、開かない。


「従わせよ。

従わぬ場合は従うまで続けよ」

そう言うと、守就以外の家臣がみな驚いていた。


「討たぬともよろしいので……?」

守就が恐る恐る聞いてくる。

「よい。

というよりも、討つな」

そう言って、続ける。

「稲葉山を落とすよりも難しいかもしれぬ。

だが、何としても半兵衛は我が配下に欲しい」


そう。

この世界で歴史の過度な改変は防ぎたいが、私ら以外のプレイヤーと争わなければならない。

その時に竹中半兵衛の知恵が欲しい。

いずれ秀吉に与えるにせよ、今は手元に欲しい。


「承知(つかまつ)りました」

守就が再び深く頭を下げて言った。


「皆の者、稲葉山城を落とすぞ。

準備いたせ」

「「ははーっ」」

私がそう言い放つと、皆がひれ伏して応じた。

信広は目が合うとニヤッと笑った。


私は振り返り、上座の奥でぷかぷか浮いていた『▷▷|』を目力クリックした。





<1567年6月14日時点>

―歴史乖離率:3.1%

―安定化モジュール:通常出力

―現実世界アンカー不安定率:0.7%(無効化処理済)

―管理者権限保有者:氷室真紀


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