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第八十話 当然の結果

第八十話 当然の結果


「馬鹿ねぇ〜、馬鹿ねばっかり言ってるけど、あなたの事が大好きよ、不変の漢を感じるわ、私はねぇ、これはという漢に賭けて見たかったの。あなたは最高よ。

 一生を賭ける人はつまんない奴は嫌なのよ、貴方に賭けてみるわ。だからしょうもない事言ったりで落ち込まないで」

「過大評価し過ぎだよ、俺はそんな大した人間ではないよ。ただの馬鹿だし」

「笑笑、そんな事はわかっているわ、でもね、この世の中なんてつまんない奴ばかり。いつまで経っても、YouTubeとかでも、大学の学歴レベルの話題から抜け出せていない、高学歴どうのこうの、馬鹿だから学歴欲しいんでしょ。

 尼崎のエンジニアなんて、中卒で、東大の博士論文書いたひといたぢゃない! 優れた漢が好きよ。

 しょぼい男立ち(男達)ってさあ〜 明治維新の頃、血を流した連中はこの国の上位にいて、その中間から下の管理者なんか、育ちの良い調子良い奴ばっかだったぢゃん、なんも出来ないし。

 だから私は、あなたが大好きよ。そんなしょうもない器ではないわ。きっとAI好きな知識人気取りの人なんかと違って、何か面白い事を出してくれると信じてる。

 あなたは、性格を手に入れたコンピューターを研究したいんでしょ、その先も、本当は。

 大丈夫よ、あなたが生きてるうちは誰も人間の脳みそに追いつけないから」

 

 普段、早苗ちゃんいつも、いっちゃんを肯定してくれるが、今夜は精神破壊されるくらい嬉しかった。

 今のコンピューターは単純だ。

カーネルとシェルがツリーを弄っているだけだ。

漁師(量子)コンピューターが出て来てから、本格的に人間との闘いになる。で、その後の性欲コンピューター?!と。

 神が人間と人間以外のモノとを天秤に掛け出すのはそれからだ。

 しかし、今日の面接はオモロかった。

オモロイ奴を集めるなら、面接官もオモロイ奴でいて欲しかった。

 しかし、面接官にマウント取って、打ち負かすのが、今回の目的ではない。

 自分自身の価値を感じて貰う事だった。

目利きの人間だったかどうかは、わからない。人間は本来思っている事をいつも言うとも限らないからだ。性格やタイミングもあるのだ。面接官だって、実際思っている事と、仕事としてやっている時の対応は違うだろう。ハートに❤️直接届いたか?!が問題であった。

 

 早苗ちゃんはコンビニの冷凍食品を持って来た。

 焼き鳥の軟骨に身がついた奴だ。コリコリと美味しい。

 味噌汁を飲み干してまた、ウヰスキーを飲み出した。いっちゃんは酒だけは強かったし、ウヰスキーの香りが大好きだったのだ。そのままスーツのままで眠りそうだったが、早苗ちゃんが脱がしてくれていた。


 朝方、トーストにイチゴジャムを塗っていると、携帯がなった。

「山谷さん、おめでとう、今日はサボらないで学校に来てね」

 と、梅先生から電話があった。

「早苗ちゃん、合格したよ」

 と言うと、

「当然でしょ、わかっていたわ」

 と、超能力者もどきの早苗ちゃんは言った。笑笑

 いっちゃんも笑った。


 続く〜

 

 

 

 

 

 

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