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第七十八話 神との対峙

第七十八話 神との対峙


 最初は、どんな面白い連中でも見てやろうと想っていた面接官も、所詮、自分達もプチ管理者で、つまらない連中だと気づいたらしい。

 面白い事を引き出して取ってやろうなんて上から目線で想っている奴が、一番つまらないのだ。

 余裕をぶっかましていた面接官達も焦り出した。

しかし、いっちゃん自体も焦り出していたので、一瞬空気が止まってしまった。ここで面接官の山口が、つまんない質問をしてしまったのだ。

 

「AIについてどう思いますか?!」

 

最近つまらない知識人達が、AIを過剰に評価し、恐れ出している。

 今の段階のビット数のコンピューターではたかが知れているのにだ。

 

「AIですか?!たかが寝ぼけ医者を管理している優秀なシェルが、カーネルを叩き起こして発言させているだけでしょう。

 ツリーの中のカルテしかないので毎回同じ事を言っているだけですよ、カルテの数を増やしているだけで、現状は何も変わらない。

 量子コンピューターを制御出来るようにならないと話にならないでしょうね。

 人間で言うとB型の性格を持ってしまった量子コンピューターをどう管理するか?!よくも悪くもB型の人は予想もつかない事をやってくれる。

 うちの母親なんかもそうだし、天邪鬼やけど天才肌です。

 人間の性格のスタートはひょっとしたらB型スタートだったんぢゃないんですかね。それから真逆のA型が出来て、共通の因子を持つO型が出来て、独立のAB型が出来た。自立に必要のなのは、性格と性欲ですよ。

 量子コンピューターは性格を持ってしまった。けれどそれでは人間に勝てないんですよ。

 性欲を持って、いや、性欲や支配欲を持たないと人間を支配出来ないでしょう。なので、量子コンピューター以降の何かのモノ、コンピューターじゃなくても良いんぢゃないんですか?!

 全ての根源は性欲みたいな奴ですよ、次世代を作り出す。それが出来て初めて、次世代の王者になるんぢゃないんですか?! もちろん人間である必要はない。


 ゴキブリや昆虫だって絶滅しない。

人間が人間以上の支配者を創り出した所で、それは神の意思ですよ。

 それこそ知ったこっちゃない。神には逆らえないでしょう。

 けれど、人間がもっと高度化して、その量子コンピューター以上の何かを支配出来れば、神に打ち勝つかも知れませんね。

 笑笑

 

 面接官達は完敗だった。

AIなんかくだらない質問をするからだが、面接時にAI聞くのは普通だろうけど、量子自体を上手く扱えないのだから、人間自体が高度化しろとも言いたかったが、これ以上つまんない事を聞くのなら、こっちから願い下げだといっちゃんは思っていた。

 

 司会の面接官高田は、笑い出して、

「流石、竹先生の推薦だけあって面白い人ですね、もう少し話を聞きたかったけど、もう十分です。ありがとうございました」

 

「やってもーたー」といっちゃんは思ったが、

(郵便局の内部試験の面接官よりはマシだったな)と気を取り直し、帰ろうとしたら、

「あれ、やっぱりいっちゃんでしたか?!」

 面接終わって入って来た職員は、山猫クロトに寝返って、いっちゃんを誘ってくれた笹田だった。

「何でここにおるん?!」

「いや、新しく移動と言うか、まあ、ヘッドハントですね」

「へぇ〜」

と言って、軽く挨拶して、いっちゃんは帰って行った。

 

「山谷さん知ってんの?!」

と、いっちゃんが帰った後に、面接官の高田が笹田に聞くと、

「変な人でしたけど、面白い人でしたわ、良く管理者と喧嘩していたけど、嫌いではなかったですよ、たまに郵便局の屋上でヴァイオリン弾いてたり、合コンばっかりやっていたけど、ああ、自分いる時に、局長と大喧嘩して、二週間後に飛ばされていましたけど、当時は、もろ報復人事が行われていたので気の毒でしたね。

今なら大問題ですけどね。

 

嵐が去って、いっちゃんは、コンビニで缶のハイボールを買って、阪急電車に乗って早苗ちゃんの元へ帰って行った。


 続く〜

 

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