↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界にコスプレのまま飛ばされました  作者: スイッチマン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
5/16

村人ファーストコンタクト


ピピピピピッーチチチチチッー


「モモちゃん!」

痛ったあー体がギシギシだ・・・そうか、岩場か。懐かしい夢みたな。

そうか。


きっとお腹が空いてるからだね。まずは食べなきゃ!昨日の塩むすびとお茶を出す。

『ポイポイ』チャリン〜

昨日と違って喉に通らない。無理矢理お茶で流し込む。よしっ大丈夫・・・多分。


どれくらい歩かなきゃいけないのか見当もつかないから、お手製の杖を作って山道をいく。

途中で魔物と遭遇するも、初手のデカ蜂と巨大熊のインパクトが強すぎて扇子で扇いでサクサクと倒して進む。

でも、風で飛ばすと後が少しグロテスクだな。血の臭いでまた寄って来ちゃうかも。ちょっと工夫しようと杖の先にデカ蜂の針をつけてみる。おぉ、リーチもあるし、ひと刺しで決めてくれるから素晴らしい。おまけに傷も最小限ときたもんだよ!


討伐→魔物の数が減る→歩きやすくなる→早く進める。そしてまた討伐。


インベントリーのレベルが上がったのか、今では倍の10m四方の容量になりストックリストが表れた!ナイスッ

このサバイバルにほんの少しだけ慣れてきた頃、ようやく人が通るような道が見えてきた。

やっと、やっとですよ!


ここで通気性と伸縮性のある、素晴らしい現代日本のジャージから、この世界で浮かないであろう服装にチェンジしなければならない。無難なところでまずローブだよねぇ。靴も履き替えなきゃ。


最強アイテム扇さまに何と書けばよいのか迷ったが、ここはイメージでどうにかして下さいとの願いをこめて『いい感じ この世界の 服と靴』などと書いてみる。


『ポイポイ〜』

チカッ!ズモモモモ〜

扇さま正解ですよ。ぴったりです。まさにコレですよコレ。ありがたやーありがたやーと手を合わせる。他にも必要な帽子やカバンもポイポイした。


生成りのシャツに焦茶のズボン、編み上げのブーツにツバの広い帽子を被ってカバンを肩にかけた。最後にロープを羽織る。


森を抜ける前にデカ蜂針の鞘を探す。禍々しいレイピアみたいで厨二病心をくすぐる。ちょうど大きめのフキのような中が空洞になっている植物があったのでそこに収めた。これも多めに拝借。

装備はあらかた整った所でいざゆかん。

まずは近場の集落を目指す。




第一村人達発見!

わー、人だ!久しぶりの人間にほっと息をつく。

それでもファーストコンタクトは緊張するもので第一声は何がいいかと考えた。

「こんにちはーちょっといいですかー?」

いや違うな。インチキ臭がする。

「ちょっとこの村について聞きたいんだけど〜」

いやこれも違う。軽いな。

「どうも私旅の者ですがお尋ねしてもいいですか?」

これだな。


畑で草を毟るおばーさんに声をかける。


「あっ、どうも〜私たびー」


「お前、どこに行ってたんだ!!便り一つ寄越さないで!!みーんな心配してたんだぞっ!!このバカタレっ!!」


「へっ⁈」

そう言いながら毟った草の入ったカゴでポカポカと頭を叩く。


「待って〜待って〜私ちがぁ〜」


「こんの〜ババ不幸もん!!」


ねえねえ、この世界の人達って人の話最後まで聞かないよね、何故?帽子を取ってガッと目を見開きこう言った


「ばばぁ人の話は最後まで聞け!オレはね、アンタの孫じゃねー!もうろくしてんじゃねーよ間違えんな!」


あぁー最初の設定台無しになりました。

いけない、睡眠不足と疲労と謎のハイテンションでブラックメグが出てしまった。でもこのキャラは暫く変えられそうにない。鼻から息がフガフガと出て興奮しているのがわかった。


「えっ!あんたクラウンじゃねのかい⁈」


何だよクラウンって。名前でそれはダサいよ。

私の顔をまじまじと見る。上から下までじっと。


「・・・すまないねぇ・・・あたしゃ、てっきり孫が帰ってきたと思ってねぇ。よく似てたんだよあんたに・・・」


さっきの勢いはどこえやら。首に巻いていた布を握りしめ、塩をかけたようにシュンとしてしまった。くぅ〜反省しているばーさん相手に強くは出られない。


「わかってくれたらいいよ、でも次は気を付けるんだよ」


「本当にすまなかったねぇ、あんたどっから来たのかい?時間あるならばーさんの入れたお茶でも飲んでいかないかい?」


色々知りたかったしちょうどよかったかも。

素直に招待を受け入れた。


お読みいただきありがとうございました。


つたない文章ですが、軽く楽しく読んでいただけたら幸いです。


ブックマークや☆での評価で応援していただけると頑張るぞ!と力がわきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。