えいえいおーっ!
「だからー貝殻の殻は粉末にすると色々用途があってー」
「お前さ、その知識どこで学んだんだ?」
えっ、アニメやゲームの受け売りですとはとても言えない。
「本・・・とかで?」
「本読んでるようには見えないけどな。」
失礼な!呼んでたよ!漫画とかラノベとか・・・とか。
「まぁ今はいい、それで俺に何をしろと?」
結局ルキさん曰く、ツルピカは顔のきく分野が違うらしく商会に頼った方が話が早いって事だった。
で、色々と相談している最中に話しがあっちいきこっちいきそして現在にいたる。
「まずは大量の布が欲しい。そしてそれを縫製できる人達も。」
「それで100着ほどの『ハッピ』ってやつを作るんだろ?」
それからかいつまんで流れを話していく。
「わかった。お前には借りがあるからな手伝ってやる。だけど条件がひとつ。一度村に帰れ。じーさんとばーさんが心配する」
そうなんだよそれがずっと気がかりだった。
「その事業のケスジュールを出せ。そしてお前がいなくても進むように指示をしろ。日程は無理矢理にでも作れ!」
血走った目で言われ、大人しく「はい」と返事する。腹が立っていた相手とはいえ、手伝ってもらって何だかんだと心配もしてくれている。しょうがないよね。
先に、おじいちゃんおばあちゃんには手紙をかいた。簡単に今の状況と帰る日程。本当に私が書いたのか心配すると思ったから、ピースサインとグットサインの絵を最後につけた。
「よしっと。」
まずは3ヶ月後の夏の終わり(こっちでは9月頃かな)にオープンする事を目標にして準備を進めよう。
私の代わりをルキさんにお願いして、構想を具体化させる。言葉だけでは伝わりにくいから、イラストを描いたり、吹き出し付けたりして書類をまとめた。
発注する所や採用する人員などはお任せして、何事も都度、臨機応変に対応してもらう。ルキさんにも誰かつけるように言っておかなきゃね、きっと無理しちゃう。
そしてもう一つ考えてる事があるの。
ここまできたらもうお祭りよ。ハッピもあるしね。
そして櫓をたてよう。お祭りのシンボルみたいなものになればいいよね。
若い子達にお願いするチラシの配布の時に、楽器を持って演奏するのもいいかも。昔のチンドン屋っていうの?そんな感じ。
高音の笛や、太鼓や、金属音の出る楽器をつかって賑やかにならないかな。
お祭りは神事っていうから、オープンとお祭りの前に海の神様にご挨拶したいな。
頭に浮かぶあれこれを、言葉と絵で整理する。
どこまで形にできるかわからないけれどやってみたい!失敗したら・・・なんて今は考えない。
やってやるんだ!と謎の力が湧いてきた。拳を天に向けてえいえいおーと叫ぶ。
それを見ていた信者らしいコワモテ達が一緒に叫ぶ。「「「えいえいおー!!!」」」
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