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久しぶり?の殿下目線スタートです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
あー。やばい。
俺のエレノアマジ可愛い。(お前のじゃない)
ケーキ食べに行くのに誘うと毎回来てくれるし、食べてる時は本当に可愛い笑顔を浮かべてくれる。
いつかケーキ無しでも俺に笑顔を浮かべてもらうのが密かな目標である。
俺は毎回誘うお店は事前に行って食べてから決めている。
美味しくないお店はなかなか無いが、万が一の為である。美味しくないものはエレノアに食べさせたくない。あの笑顔を汚すものは許さない。
そんな俺は城下町に来ている。なんか穴場のお店無いかなぁって。あ、勿論魔法で俺の気配は消している。王子が城下町にいるなんて知られたら大変なので。
まぁ、流石城下町と言った所で…。
値段は安いが食べる所が併設されていない。
困ったなぁと思いながら歩いていると遠いが俺の瞳に愛しい彼女が写った。
いや、まさかいるわけ無いと思いながら凝視してしまった。髪色が違う…でも輝く雰囲気はまさに彼女の…エレノアのものである。
でもこれで声を掛けて間違っていたら大変である。大騒ぎになってしまう。
こっちを見てくれないかな。顔さえ確認できたら間違える事は無いのに。なんて思っていたら彼女が振り返ったのだ。すぐに前を向いてしまったが。
でも、その一瞬でわかった。やっぱり彼女はエレノアだ。
約束もしていないのにこの広い城下町で出会えるなんて運命でしか無い。そう思うのは俺だけだろうか…。
わかってからの俺の行動は早かったと思う。
一緒にいた護衛を置いて走ってエレノアの元に向かった。
「え?ちょつ、アイザック様?!」
護衛の声が聞こえたが構うもんか。
護衛の声よりエレノアだ。
俺が声をかけて振り返ってくれたエレノアを想像しながら声をかけた。
願わくば笑顔を浮かべてくれないかな、と思いながら。
「そこにいるのは…エレノア嬢か?」
勿論走ってきたなんて思わせない笑顔を浮かべて。
*
「アイザック……様。御機嫌よう」
ここが城下町だった為とりあえず殿下呼びは駄目かなって思って様で読んだらそれはもういい笑顔を浮かべられた。
あ、勿論私は愛想笑いを貼り付けるのを忘れない。
隣ではいきなり男の子が話しかけて来たことでお母様が「あらあらまぁまぁ。またウェルに内緒な事が増えてしまうわぁ」と、言っていた。
お母様が殿下だと気づかない事であぁ、なんか魔法使ってるな。と思った。まぁ殿下が生身では城下町にはこれないわなぁ。私も髪色を変えて………ん?
髪色を変えているのに殿下は私に気づいたのか?どんだけ私の事を嫌いなんだ。
どんだけ、私を陥れたいのか。これじゃあ殿下と婚約してないのに意味ないじゃないか。
所詮私は悪役。何処でも監視の目があるというわけか。……学園を卒業するまでは気が抜けないじゃないか。まだ3年あるというのに。
「あ、あぁ。エレノア嬢。…これからも様、もしくは様無しで呼んでくれて構わないからな」
ちょっと赤くなった殿下は目をそらしながら言った。
呼びません。呼び捨てでなんて呼びませんから。まぁ、様付けくらいなら…まぁ。
「アイザック様。では、私達はこれで」
早く立ち去らせてくれ。
きゃっ休みの日まで殿下に会ってしまったわぁ。嬉しいっ!…なんてならないから。むしろなんで会っちゃってんの私。だから。
ばったり会うならライアン様がいい。
「え?あ、エレノア嬢?」
殿下の声が聞こえたが知るもんか。
今日はプライベート。場所は城下町。
不敬罪には取られないだろう。
私は屋台飯が食べたいのだ。
殿下と屋台飯なんて食べたらそれこそ不敬罪でだと思うんだ。
好意を寄せられている事に全く気づかないエレノアさんです。殿下がすこし可愛そう…?
他の作品の更新はもう少し待ってください…。
すみません。




