第7話
いやいや、日本語があるってこのライブラリの記載者は日本語を知っているというか日本人か?
それともスキルでいいようにコメントを僕が読みやすいようにしてくれただけか?
そういえば鑑定結果も日本語だったがあの場所にいた人たちは読めたのだろうか?
…判断材料が足りないからこれ以上の憶測は無意味だな。
まず読み進めて見るかって画面も魔法陣も消えていく!?
一定期間発動の指示がないと魔法陣は消えてしまうのか!?
空中に浮かぶ画面と魔法陣の光がスッと消えて、何もなかったようになってしまった。
…バリーさんに聞かないと。
「あの、バリーさん。魔法陣が消えたのですが…」
返事がない、まだ現実世界に帰って来れていないようだ。
何やら『神の知識』とか『奇跡の時間』なんて物騒な言葉をぶつぶつ呟いているし…
怖いから触れずにバリーさんが現実世界に帰ってくるまでにわかったことを整理しておくかな。
今わかっているのは
・魔法陣は発動しなくても出して置ける
・魔法陣は触れる
・ヘッダファイル名をタップするとウィンドウが立ち上がる
・コメントに日本語がある
仮説も立てておくと
・魔法陣は発動しないと数分で消える
・スキルで外国語の翻訳をしている可能性がある
1つ目は問題ないが、2つ目は気をつけないといけないな。
誤訳される可能性もある。
まぁ、業務でもそうだが最終的にプログラムを見て判断しなければいけないな。
過去にコメントを鵜呑みにして痛い目見たことがあるからなぁ。
それにしてもあのコードは何だ。
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/**
* @fn wind_magic
* @brief 風魔法
* @param level 風の強さ(0 ~ 2147483647)
* @return void
* @detail 注意!100以上を指定すると国が吹っ飛びます
*/
void wind_magic(int level)
{
char param[100];
sprintf(param, "magic=wind&level=%d", level);
god_api(MAGIC_SERVER_URL, param);
}
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100以上の指定で国が吹っ飛ぶなら90でも十分危険だろう。
1と2での強さの違いを見てから検証を考えた方がいいな。
そして、god_apiにMAGIC_SERVER_URLか…
神の用意した機能を使用し、サーバーへリクエストを送って魔法を発動する仕組みか…
god_apiの仕様をまとめたマニュアルなんてないかなぁ。
それこそ教会に行けば何かあるかもしれないな。
って魔法が奇跡でも神秘でもなくAPIコール一発で実行となっている。
…いや、待て。
この世界の神があれを作ったのか?
廊下から話し声が聞こえる。
伯爵様は無事、騒動を収めて帰ってきたのだろうか?




