第58話
さてsizeに15を指定してやってみるか。
早速魔法陣化して魔石を当ててみた。
すると予想より大きい…いや、だいぶ大きい氷が出てきた。
歩幅くらいの大きさがありそうだ…
「あの柴田様?そちらは一体…?」
おぅ、伯爵様がピクピクしながら聞いている。やらかしてしまった…
何か言い訳は…駄目だ、何も思いつかない。
ここは謝罪行脚で培った謝罪スキルを…
「申し訳ございません!!」
執務室の空気がピリつき、誰もすぐには口を開かなかった。
「…この氷は私が運び出しますので。」
「柴田さんも悪気があったわけではないので…」
ウィルさん、バリーさんそのフォロー身に沁みます…
しかし、一回り以上年下にフォローされるとは情けなくなる…
「はぁ、今回は危険性がないので許しますが今後は控えてください。…それで先ほどの話ですがその氷の魔道具を試験的に領内で使わせていただきたく思います。もちろんフリー王子、王宮との調整が必要ですが。」
「どう言った形で使用されるのでしょうか?」
「各家庭と言うのは難しいので各飲食店と騎士団の詰所で給水という形で貸し出すことを考えています。離れた村へは最低1つはという形で。」
ふむ、それは是非協力させてもらおう。
魔道具とするなら板とかより外装をちゃんとして道具っぽくしたいな、伯爵様の紋章があるならそれも付けたいな。
「是非協力をさせてください。魔道具の機能として氷だけではなく水を出す機能も付けますか?」
「そうですね…付けたいところですが出来ますか?」
まぁ、2種類魔法陣を用意すればいいだけだから可能だな。
伯爵様の要望を聞いて仕様をまとめよう。
伯爵様の要望を聞いている間にバリーさんが大きい氷を外へ持ち出してくれたようだ、大変助かります。
伯爵様から聞いた要望はこうだ。
[ 要望 ]
・水と氷を別々で出して欲しい
・1回の起動で水はグラス一杯程度、氷は3個
・氷の大きさは大きくないほうが良い
・大きい氷しか出せない場合は1個出せれば良い
まとめるとこんなところか。
早速『すぐやる課』の部屋に戻って仕様を詰めよう。
「では伯爵様、一度仕様をまとめますので出来上がり次第お見せします。」
「えぇ、楽しみにしているわ。」
部屋を出ようとした時に一つ思い出したので立ち止まった。
「そうだ、後でマッテオさんから甘味が出されると思いますので。食べてみてください。」
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『すぐやる課』部屋へ戻ってきたら足の力が抜けた。
あぁ、久しぶりにやらかした…今まで予想通りにいっていたのが調子に乗ってしまった原因だな。
god_apiの仕様書がないからもっと慎重にやるべきだった。
今後検証する場所は広いところでやろう…
「いやぁ。しかし久しぶりに見ましたよ、母上が怒る寸前のところ。」
「えぇ、私も久しぶりに拝見いたしました。」
「やっぱり、僕やらかしましたかね?」
「はい、主様は滅多なことでは怒らないのですが過去ウィル殿とフリー王子が1度失敗した時に激怒しましたね…」
「でもあれは必要な実験だったから仕方がなかったんだよ。」
うーん、何をやらかしたんだろ?今度聞いてみるか。
それより氷の大きさについて実験したいな、部屋は危ないからこの間と同じように外で実験しよう。
大きさを自由にできるかどうかで仕様が変わるからそれだけ突き止めよう。
「では仕様を決める前に先ほどの氷の大きさの実験をさせてください。またあれくらいの大きさになっても困るので外でやりましょう。」
さて、sizeの指定について法則がわかればいいな。




