間話6
ランド・エンエヌ国王視点2
はぁ…憂鬱だ…
今日は末の息子が帰ってくる日だ、普通なら喜ぶところだが報告を聞いている限り嫌な予感しかしない…
異界からの召喚された者が現れてからというもの落ち着いた日がないように思える。
「陛下!フリー第4王子がお戻りになられました!」
あぁ、報告を聞くのが怖い…
いっそ自室に篭って逃げようか…
「父上ー、帰りましたよぉ。報告が山ほどありますよぉー。逃げないでくださいねー。」
もうそこまで来ているのか…
駄目だ、あの子からは逃げられない。
覚悟を決めて報告を聞こう…
すぐ息子達と宰相、近衛騎士団長と宮廷魔導師長を呼ぶか。
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「では皆揃ったところでフリー報告を頼む。」
「はい、父上。今回は召喚された異界の者に関しての報告です。まず異界の者の名は『柴田玄』と言い、年は41です。」
ふむ、我の20ほど歳が若いのか。
「彼のスキルは『魔法陣エンコード/デコード』と言い、魔法陣を彼の国の言葉で見えるそうで召喚されて早々に魔法陣の誤りを指摘したと報告があります。また、彼の国の言葉を記載して魔法陣にすることも可能です。このスキルについては私も直接見たので間違いありません。」
そのようなスキルを持つとは…
しかし、その事実が知られれば…
「それとこのスキルには続きがあり、魔法陣一覧を映し出せます。」
魔法陣図鑑のようなものか?
それだとスキルの補助みたいなものか…
「その魔法陣一覧には新しい魔法陣や既存の魔法が既存魔法陣の新たな活用方法が記されていました。」
…はっ!?
それで新しい魔法陣をポンポン見つけたのかっ!?
周りの息子、臣下達もざわついている。
「フリー!至急ハワード伯爵邸の警備を…」
「大丈夫です、父上。すでに手は打ってあります、それにあの伯爵邸にはアーロンとエディンがいるのですよ?」
……次期王都騎士団長と期待が高かったアーロンと魔法騎士として期待の新星だったエディンか!?
あの2人が伯爵邸にいれば警備体制については問題なさそうだな。
「それとバリーもいますしね。後、先日報告したレッドアイウルフの変異種ですがバリーの下についたのでこれも警備に加えています。」
ふーむ、しかし念には念をとしておきたいな。
「では、その異界の者である柴田については手出し無用とする。後フリー、伯爵邸の警備について足りなければこちらからも人を出そう。」
「ありがとうございます、父上。そちらについてはここからが本題です。報告でもあげました鑑定の改良ですが…実際に見てもらった方が早いかなぁ。誰か鑑定の魔法陣かけられても問題ない人いる?」
ふむ、面白そうだな。我が立候補するか。
「陛下の情報を晒すわけにはいかないので私が受けましょう。」
ふん、宰相の奴め。
改良した魔法陣で我の鑑定結果を見たかったのに…
「じゃあ、宰相に鑑定をかけるねぇ。」
フリーが鑑定の魔法陣を発動させた。
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名前:ロベール・ロアン
年齢:48
スキル:怪力、魔法陣(実行許可)
備考:軽微な腰痛症状あり。
1/2
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宰相は怪力というスキルか…
ん?
魔法陣の実行許可とは何だ?
教会の神託と関係しているのか?
それにしても腰痛か、我のことを年寄り扱いするからバチが当たったな。
…1/2って何だ?




