第48話
あれから冷凍状態にするために氷を増やしたり塩の量を増やしたりと試行錯誤を続け6度目でそれっぽい状態にできた。
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備考:急速に冷却され、冷凍と同等の状態。
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ウィルさんにすぐさま保温の魔法陣をかけてもらう。
「柴田さん、数字は168を指定します?」
…冷凍の効果がわかるようにしたいから思い切って1ヶ月程度にするか。
30日間を時間に直して720指定でお願いしよう。
「ひと月程度様子を見たいので720の指定でお願いします。」
「分かりました!720で発動させます。」
さてさて冷凍状態で保っているかな?
「では、バリーさん鑑定をお願いします。」
バリーさんは頷くと鑑定の魔法陣を発動させた。
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備考:急速に冷却され、冷凍と同等の状態。この状態は720時間保つ。
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よし!
想定通りになった!
これで冷凍保存が出来るか!?
…まずはこの中にドライフルーツを入れよう。
これで冷蔵での瓶詰めが3瓶、冷凍のが2瓶だな。
1瓶ずつこちらでも検証をしよう。
冷凍だと食感や味が落ちるということもあるからそれも検証だな。
「これで検証は終わりかな?」
「はい、検証の準備が終わったので明日から検証になります。毎日1個ずつ出して鑑定をかけて備考や危険度の内容を記録します。フリー王子にもお手数ですがお願いしたいです。王宮側でも記録付けてもらえると助かります。」
「その点は心配ないよぉ、明日迎えにくるのは私の部下だから彼に任せるよ。ドライフルーツについては母上に要求されるかも知れないからその時は王宮でも作らせてもらうよぉ。」
フリー王子、伯爵様の反応見ましたよね?
王妃様だけで済むのか?あの効果だものなぁ…
そして僕たちは『すぐやる課』部屋へ戻ることにしたがその前にマッテオさんに今度氷を使った甘味を説明する約束をした。
戻ろうとしたらすごい勢いで懇願されてしまったのだ、約束をせざるを得ない状態だった。
部屋に戻るとバリーさんは伯爵様のところへ行って契約書をもらって厨房へ行くそうだ。
先ほどフリー王子が言っていた契約書の話だろう。
マッテオさん達には契約書という枷をかけることになってしまったのが申し訳ないなぁ。
ただ今後関わりがあれば食べたい料理もプロがいることで何とかなりそうな気がする。
後、調味料や酒も作れるならやってみたい。
「さて、柴田君。私は明日からしばらく王宮に戻るけどくれぐれも突飛な行動は取らないでねぇ。後仕事についてだけど別枠で柴田君がいた世界の国の仕組みについて説明できる範囲でいいからまとめておいてくれるかな?今後、制度作りの参考にしたいからさ。」
完全に説明できるかは自信ないがおおまかには説明はできるとは…思う。
雑談の時にウィルさん、バリーさんと話せばこの国の仕組みも分かって一石二鳥だな。
「承知いたしました。ただ完全に把握をしているわけではないので抜け漏れや誤りがあるかもしれませんが良いでしょうか?後文字については学習の最中なのでウィルさん、バリーさんに代筆してもらいますが良いですか?」
「あぁ、嘘をつくつもりはないでしょ?それならいいよぉ、参考になるものは取り入れようと考えているだけだから。まぁ、異界の知識だから外には出さないようにね。その辺りはウィル君が管理してくれ。」
「分かりました!」
まぁ、自信のないところは但し書きを入れておけばいいか。
それにしても明日からフリー王子が不在になるのか…
こうして次の日フリー王子は王都に向け出発をしたが王都で大騒動を起こして機密情報すぎるお土産を持って帰ってくることになるとはこの時の僕は思ってもいなかった…
ここまでで1章となります。
お読みいただきありがとうございます。




