第43話
「そう言えば柴田くん、このドライフルーツはどれくらい日持ちするのかな?」
ウィルさん、バリーさんも気になる様だ。こちらを向いて興味深そうに回答を待っている。
うーん、開封済みみたいなものだけど冷蔵で1週間程度じゃないか?
…フリー王子に検証してもらうっていう手があるな。
「いいよぉ、何をすればいいんだい?」
「また心を読みましたね。まぁそれはそれとしてフリー王子に検証していただきたいのは氷と保温を併用した流通の検証です。」
「…続けて。」
「はい、僕の世界では遠くの地から肉、魚、野菜と言った食べ物を運ぶときに冷蔵、冷凍便と言われる冷やして鮮度を保ちつつ運ぶというのが主流でした。この検証が成功すれば流通に適用できるかもしれません。」
「…それはどのくらい鮮度を保てるんだい?」
「モノにもよりますが常温より段違いになります。冷凍に関しては月単位で持たせることができます。」
ウィルさん、バリーさんは『そんな事が…』『食糧事情が大きく変わる』と驚いている。
「…検証はして成功してもすぐに広めることはできないかもしれないがそれでもいいかな?」
まぁ色々と事情があるのだろう、まずは出来るかどうかが重要だ。
「はい、それで問題ありません。では明日の出発までに用意します。王宮までは何日くらいかかりますか?」
「そうだねぇ、だいたい4日程度かな。保温は乾燥と同じく時間指定だったかな?」
バリーさんがまとめた資料を完全に把握しているなこの王子様は。
僕としてはstdmagic.hで表示されているのは『保温』なのだがtemperatureがあまり見ない単語だから『保冷』も出来るのか試してみたい。
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/**
* @fn keep_temperature_magic
* @brief 保温魔法
* @param time 保温時間 単位は時間(0 ~ 2147483647)
* @return void
* @detail 保温指定時間経過後は発動時の温度は保てません。
*/
void keep_temperature_magic(int time)
{
char param[100];
sprintf(param, "magic=keep_temperature&time=%d", time);
god_api(MAGIC_SERVER_URL, param);
}
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温度が指定時間経過まで固定になるのなら保存する容器を冷やして運ぶほうが良さそうだよな。
ドライフルーツはいっぱいあるし、1つ1つに保温魔法は微妙だよな。
まずは瓶を数種類持ってきてもらって氷で冷やすとするか。
いや、食べ物についても1度見てみたいな。
厨房があれば案内してもらうか。
「では、少し検証もしたいので厨房があれば案内していただきたいのですが…」
「では、案内いたします。」
「面白そうだから私も行くよぉ。」
「検証するのでしたら私も行きます!」
何だかんだですぐやる課メンバー全員で行くことになった。
さぁ、厨房で探索と検証だ。




