第40話
「さて、鑑定の試作品…いや、完成品の披露は終了だ。問題点は特に見当たらないからこのまま王都の騎士団で運用するねぇ。それでこのまま実験をするのかな?柴田君。」
「はい、すぐ終わると思いますのでこのままやろうと思います。」
僕はメイドさんに頼んで果物、包丁、清潔なタオルを持ってきてもらった。
果物はいろいろあるが葡萄っぽいのはあるしオレンジの様なものもあるからドライフルーツにしたら美味しいものが出来るんじゃないか?
乾燥の魔法陣も時間指定だったしなぁ。
========================================
/**
* @fn dry_magic
* @brief 乾燥魔法
* @param time 乾燥時間 単位は時間(0 ~ 2147483647)
* @return void
*/
void dry_magic(int time)
{
char param[100];
sprintf(param, "magic=dry&time=%d", time);
god_api(MAGIC_SERVER_URL, param);
}
========================================
これを時間指定できる魔法陣に変えて昨日バリーさんに渡していた。
僕はオレンジの様な果物を薄切りにし水分を拭き取って皿に置いた。
葡萄っぽいものやブルーベリーっぽいものを1粒ずつ取って皿に乗せバリーさんに魔法陣を頼む。
「承知いたしました、時間はいかがいたしましょうか?」
そうだな…ドライフルーツは天日干しで3日から1週間程度のはずだから3日の72時間辺りで試してみるか。
「承知いたしました、72で発動させます。」
バリーさんが発動させると皿の上にある果物が一瞬で小さくなった。
「「「おおぅ!!」」」
驚いてしまった…
皆も驚いている様だ。
うん、見た目はドライフルーツっぽいな…
「…柴田くん、これは何かな?」
「僕の世界ではドライフルーツというものです。見た目は同じに見えます。」
見た目は同じだが味はどうだろうか。
レーズンっぽくなったものを一粒食べてみた。
…すごく美味しくないか?
地球のものより美味しいかもしれない。
オレンジやブルーベリーっぽいのはどうだろうか?
こちらも美味しい!これは定期的に作っても良いな!
「地球であったものより美味しいです!皆様も良ければどうぞ。」
言い終わる前にフリー王子が口に入れていた。
あなた王族なんだから毒味を…って僕がやったから良いのか。
あ、みんな手を伸ばして食べている…
「うん、これは良いね!この葡萄はお酒にも合いそうだね。」
「えぇ、私もそうもいますわ。柴田様、こちらは定期的に作ってもよろしいかしら?」
「はい、問題ないですよ。僕も食べたいですし、健康にも良いですしね。」
「柴田さん、健康に良いとはどんな効果なんですか?」
「…えーっとですね、物にもよるのですが貧血予防、むくみ改善、便秘解消、美容効果ですかね?」
ガタッ!!
伯爵様が勢いよく立ち上がった。
「柴田様!今なんと!?」
「え?あ、はい。貧血予防、むくみ改善、便秘解消、美容効果があると…」
「柴田様!ぜひこのドライフルーツを我が家で製造販売させてください。」
「は、伯爵様落ち着いてください!」
な、なんだもしかして美容効果か?
それともむくみか?
そんな劇的に変わるものじゃ無いぞ?
「あの…柴田様…心無しか肌艶が…」
「あ、確かに良くなっている気がしますね。」
ん?
肌艶が?
ただのドライフルーツじゃないのか?
わからん、鑑定の魔法陣で何かわかるか?
「バリーさん、ドライフルーツに鑑定の魔法陣をお願いします。」
バリーさんは頷き、魔法陣を発動させると鑑定結果が出た。
========================================
名前:ドライフルーツ
製造年月日:エンエヌ王国暦2257年6月5日
構成要素:葡萄、ブルーベリー、オレンジ
備考:貧血/むくみ/便秘 を改善、美容に効果あり。効果は通常作成のものと比較で100倍異なる。
1/2
========================================
げ!?
効果100倍!?
何だこれは!?




