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第24話

せっかく考えたのに…考えた機関名は速攻却下された。


他に案なんてないぞ。


…魔法陣すぐやる課だとお役所みたいだしな。


「柴田君、それいいね。飾り気はないけど行動指針を表す良い名前だ。機関名は『魔法陣すぐやる課』でいこう。」


「すごく良いと思います。」


「フリー王子が決めたことに異論はありません。行動については少し考えてからしていただけると良いのですが…」


「善処するよぉ。それじゃあ、すぐやる課の最初の仕事『鑑定の魔法陣』だ。」


「フリー王子、私が開発した魔法陣とどのような違いがあるのでしょうか?」


「それはだねぇ、実際に見てもらった方が早いかなぁ。」


そう言うとフリー王子はウィルさんへ向けて鑑定の魔法陣を発動させた。


いつの間に覚えたのだろう?


========================================

名前:ウィル・ハワード

年齢:24

スキル:予測補完、魔法陣(実行許可)

備考:ハワード伯爵家長男


1/2

========================================


スキル予測補完かぁ。


鑑定の魔法陣開発もスキルが補助してくれたのだろうか?


「ウィル君、鑑定結果に人差し指を付けて左へ滑らせるように動かして見て。」


ウィルさんはそれを聞いて指を滑らせた。


すると、鑑定結果が切り替わった。


========================================

出身:惑星アルファ/エンエヌ王国/ハワード領

職業:魔法省職員

身長:173cm

体重:60kg

賞罰:なし

適性魔法:光魔法

婚姻:なし

危険度:善良


2/2

========================================


ウィルさんの適性魔法は光か。


光魔法ってどんなものだろうか?


分類についてはインデックス作業が完了してからでいいかな。


「…す、すごい!こんな情報が表示されるんですね!?資料はありますかっ!?」


バリーさんがウィルさんへ資料を手渡すと凝視しながら『人間以外にも使えるのか…』と呟いている。


「見ての通り『賞罰』の項目がある。その為、この魔法陣をそのまま騎士団に使わせても良いのだが物質などにも使えるというのなら保安検査にも使えるはずだ。本来であれば2種類魔法陣を用意するところだが柴田君は出力可変の魔法陣理論を確立させた。鑑定の魔法陣を人間以外にも使えるようにし、1つ覚えれば全てを鑑定できるようにしてほしい。」


いつも笑顔のフリー王子だが真剣な顔だ、治安に関わることだものな。


「フ、フリー王子!出力可変の魔法陣理論とは何ですか!?」


そういえばウィルさんには、まだ話していなかったと思い説明をした。


説明をするとキラキラした目になってふんふん聞いている。


「そんなことが可能なのですね!?あぁ、これがわかっていればあの乗り物にも使えたのに…」


「ウィルさんは乗り物も作っていたのですか?」


この時の僕に一言言えるとしたら、『聞くな!』と言いたい。


そこから長時間ウィルさんから修理したという[バイク]について語られた。


聞いた話をまとめると


・学院時代に学院の資料保管庫から見つかった


・異界から召喚された2人目の人が趣味で作ったものらしい


・回転の魔法陣で動く


・魔法陣はほとんど消えていたので復元した


・回転の魔法陣について資料がなかったので苦労をした


・回転数がすごいので速度調整が大変


・鑑定の魔法陣の後に完成させたので資料作成はまだ


凄いのだけれどマシンガントークで話されるので疲れる。


フリー王子とバリーさんは我関せずとお茶をしている。


聞かなきゃよかった…

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