第14話
「柴田様…危険度不明とはどういうことでしょうか?」
アーロンさんが威圧感のある低い声で聞いてきた。
若い頃に顧客へ障害報告に行った時を思い出すなぁ…
最初は優しかったけど3回目あたりの障害報告会から接し方が変わっていったんだよなぁ。
あの課長さんそろそろ定年だったかな?
っと、思い出に浸らずに答えないと。
アーロンさんボディーガードだから危険性があるかもしれない男が目の前にいるとなったら威圧もするか…
「アーロン、柴田様に威圧をするのはやめなさい。しかし、柴田様その危険度不明というのはどういうことでしょうか?」
「私にも何とも…何を持って判断しているのか分かりません。もし危険思想のようなもので判定しているならば危険と出てもおかしくありません。出ていないということは何か一定の行動で更新がされているのか…」
不明というのはデータ的にNullや空文字ということもあり得るが判断材料が足りない。
他にサンプルが必要だな。
いや、これもタップできるか?
…反応がない、他の人のもみてみたいな。
「エディンさん、バリーさんに鑑定の魔法陣をかけていただけませんか?他の方だとどう見えるか知りたいです。」
「承知いたしました。」
エディンさんはバリーさんの方を向き、鑑定の魔法陣を発動した。
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名前:バリー・ブレイ
年齢:24
スキル:気配遮断、魔法陣(実行許可)
備考:ブレイ男爵家三男
1/2
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バリーさん24歳なのか、もう少し上かと思った。
スキルが気配遮断って忍者みたいだな。
神託を受けたから魔法陣の実行許可となっているのか。
問題は次の項目だ…って操作がわからないのか?
「バリーさん、鑑定の結果に指をつけて左へ動かしてください。本を捲るように。」
それを聞いてバリーさんは指を伸ばした。
何度か指を滑らせた後、鑑定結果が切り替わった。
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出身:惑星アルファ/エンエヌ王国/ブレイ領
職業:ハワード家護衛騎士
身長:185cm
体重:90kg
賞罰:なし
適性魔法:風魔法、雷魔法
婚姻:なし
危険度:善良
2/2
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この世界は惑星アルファというのか。
バリーさんは護衛騎士が職業か、見たままだな。
危険度が善良ということは今までの行動からデータ更新される仕組みか?
乳児や子供、青年や老人の結果も見ないと確定はできないな。
「バリーの結果は善良ですが柴田様何かわかりますでしょうか?」
「まだ判断材料が足りないので何とも…他の方の鑑定結果も知りたいですね。特に生まれたばかりの赤ん坊とか。」
「…それはどう言った理由からでしょうか?」
「僕は昨日この世界に来たばかりです。極端な話、この世界の常識も何も知らない赤ん坊と同じです。まぁ40過ぎの男ですがね。ですので1つの仮説ですがある程度この世界で活動しないとはっきりしない項目では無いかと。もちろん僕に邪な気持ちがないかと言われれば嘘になります。もっと寝ていたいですし、美味しいものを食べたりお酒も飲みたいです。今はこれしか言えません…」
いきなり異世界から来てこちらでは異様なスキルを見せて挙げ句の果てに鑑定結果で危険度不明だと警戒されてもおかしくない…
「いいえ、信じましょう。」




