第13話
「柴田様。エンコード、デコードとは?」
「簡単に言うと魔法陣を文字にして、文字を魔法陣にする感じですね。上手くいけば氷の魔法陣や鑑定の魔法陣を数種類用意できるかもしれません。」
「な、なんていうこと…先ほど王宮に遣いをやりましたけど、また出さないといけないようね…」
眉間を揉みながら伯爵様が疲れたように言う。
お手数おかけしてすいません、伯爵様。
見つかるたびに王宮へ連絡というのも非効率的だな、3日毎の進捗報告にしてはどうか提案してみるか。
ウィンドウも消えたようだし、エディンさんにお願いだ。
「では遣いに出す時の情報を確定させましょう。エディンさんもう一度鑑定の魔法陣発動をお願いいたします。」
「承知いたしました。」
エディンさんに鑑定の魔法陣を発動してもらい鑑定結果を出してもらった。
…想定通りだ。
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名前:柴田 玄
年齢:41
スキル:魔法陣エンコード/デコード
備考:召喚されし解析者
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デコードについても検証してみるか。
鑑定魔法のプログラムがこれだ。
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/**
* @fn appraisal_magic
* @brief 簡易鑑定魔法
* @param target 対象(1:人間、2:物質、3:動物、4:魔物)
* @param option 鑑定内容(1:デフォルト、2:名前のみ、3:詳細項目付き)
* @return void
*/
void appraisal_magic(int target, int option)
{
char param[100];
sprintf(param, "magic= appraisal&target=%d&option=%d", target, option);
god_api(MAGIC_SERVER_URL, param);
}
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ささっと魔法陣用のプログラムを書くと…
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#include <stdmagic.h>
int main(void) {
appraisal_magic(1, 3);
return 0;
}
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書いた魔法陣について触れてスキル行使と念じるか…
手を重ねて念じた瞬間手の下から光が漏れた。
突然のことに驚き急いで手を引くとそこには書いたプログラムではなく魔法陣が書かれていた。
「驚いてしまいましたが、1つ検証が済みましたね。次はこの魔法陣を発動していただきたいのですがすぐ出来たりします?」
「そ、それより柴田様…い、今のは…」
伯爵様は震えた指で魔法陣を指しながら言った。
最初に説明したはずだがあの光景を見るとおかしくはないか。
「スキルの効果ですね。先ほどご説明いたしました僕がいた世界で使用している言葉を魔法陣に出来るというモノですが変換は出来たみたいです。あとはこれが期待通り、動くか検証したいです。エディンさん、こちらはすぐ発動できますか?」
「少々お待ちください確認いたします。…違いを把握しましたので発動してみます。」
おぉ、エディンさんも有能すぎる!
ということはアーロンさんもか?
伯爵様の周りには有能な人が揃っているな、これも人望か…
「では発動いたします。」
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名前:柴田 玄
年齢:41
スキル:魔法陣エンコード/デコード
備考:召喚されし解析者
1/2
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うーん、さっきと同じだな…
コメント通りではないということか…
ん?
1番下に『1/2』とあるな、先ほどのはなかったのに。
もしかして…
僕は鑑定結果に触れ、左へスワイプしてみた。
なるほど、UIに難ありだが詳細データを表示する鑑定の魔法陣を実現出来たぞ!
そこには詳細データが表示されていた。
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出身:異界(地球/日本/三重県)
職業:プログラマ
身長:178cm
体重:65kg
賞罰:なし
適性魔法:火魔法、水魔法
婚姻:なし
危険度:不明
2/2
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適性の魔法なんてものがあるんだな。
危険度の不明って何だ?




