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バァーーーンッ‼︎!
あっ…撃たれた。槍で2突きが俺の死因だと思ってたけど、これは予想外。
「ぎゃああやられたぁッ!!後生のお願いだ!俺の墓石には、美声の『魔王』ここに眠る、と書いて…くれ……ん?」
「…何やってんだよ」
この声は…まさか!!
想像していた痛みは来ずに、現れたのは王室の間を蹴破って来たであろう肩で息をしている見知り過ぎた顔。
「りょょおおおおおぅう!!!」
ガシッ。
涼に抱きつきに行こうとした矢先、筋肉うさぎ2匹に取り押さえられた。
「りょう、だと!?魔王かッ!!」
「…は?」
「魔王が手先の救出に来やがった!皆のものであえであえーぃ!!」
ずっと思ってたんだけど、城の作りは洋風なのに人は和製なんだよなぁ。
んなことより…
「涼!逃げ」
「るわけ、ないだろ!伏せてろ!!」
「のわぁあッ!涼ちょっとタンマー」
ピッ…ご用件をお話しください。
「『ミント』アイスクルランスッ!!」
ピッ…検索結果、こちらが表示されます。
この場に不釣り合いな機械的な声の後、涼の携帯電話…スタホから氷の槍が出現し俺の頭上をバンバン掠める。
す、すげーっけど、死ぬぅぅうう!!
涼に処刑されるぅぅうう!!!
「フゥ、粗方全部ヤッたか…」
「フゥ…じゃねぇよ!!危うく俺もヤられるとこだったわッ!!」
「俺がそんなヘマするか。行くぞ」
「待ってよりょー」
「待ちなさい!魔王!逃しませんよッ!!」
おおーっ、女王様タフーッ!
護衛みんな倒れてんのに……そういやこのうさぎ達…死んで、ないよな?一応、この足下に倒れてる1匹には一瞬優しくしてもらったし。
…一瞬で裏切られたけど。
俺の思考を読んだのか俺がそんなヘマするか、と涼には小声で言われる。
さっすが〜!
「なぁ、優也。気になってたんだが俺のことなんだよな、魔王」
「いや…これは色々と誤解がありまして…」
「……次は何やらかしてくれたんだ、優也」
こちらを睨み下げてくる涼の鋭い眼光をもろに受けた俺は萎縮していい吃る。
本当に魔王、降臨しそう…。
助けて、女王様…!




