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第151話 短い返事を書くまでに、紗季さんは三度消した

岸谷紗季は、返信欄を開いた。


 それだけで、少し疲れた。


 画面の上には、美緒からのメッセージが残っている。


『来週の水曜か木曜、少しだけどう?』


 何度読んでも、文字は変わらない。


 水曜。

 木曜。

 少しだけ。


 どれも、強すぎる言葉ではなかった。


 それでも紗季には、どれも小さな重りのように見えた。


 美緒は責めていない。

 急かしていない。

 たぶん、逃げ道も残してくれている。


 でも、日付がある。


 日付があるだけで、言葉は現実になる。


 紗季は返信欄に指を置いた。


『ごめん』


 まず、その三文字が出た。


 自然だった。


 あまりにも自然で、紗季は少しだけ怖くなった。


 ごめん。


 それを送れば、美緒はきっと「大丈夫」と返してくれる。


 気にしないで、と言ってくれるかもしれない。

 また今度、と言ってくれるかもしれない。


 そうなれば、この場面は終わる。


 美緒の誘いも、紗季の迷いも、少なくとも今夜は終わる。


 けれど、紗季は送れなかった。


 ごめん、だけではなかったからだ。


 美緒に申し訳ない気持ちはある。


 でも、それだけではない。


 誘ってくれて、少しだけ助かった気持ちもある。

 怖いのに、消せなかった気持ちもある。

 返せないまま数日持っていたことを、美緒には知られたくない気持ちもある。


 ごめん、だけでは足りない。


 紗季は、その三文字を消した。


 画面が空になる。


 次に打ったのは、もっと馴染みのある言葉だった。


『大丈夫』


 指が止まった。


 見慣れた四文字だった。


 仕事でも、友人関係でも、何度も使ってきた言葉。


 大丈夫。


 そう書けば、相手は安心する。

 自分も説明しなくて済む。


 でも、今夜の紗季は、その言葉を見た瞬間、少しだけ息が詰まった。


 何が大丈夫なのだろう。


 行けるという意味なのか。

 行けないけれど気にしないでという意味なのか。

 誘ってくれても平気という意味なのか。

 本当は、何も大丈夫ではないのに。


 大丈夫は、今夜の答えではなかった。


 紗季は、その四文字も消した。


 返信欄が、また空になる。


 胸の奥が、少しざわついた。


 何も書かなければ、このまま夜は過ぎる。


 明日も、また返せなかった自分が残る。

 美緒の言葉も、テーブルの上に残る。

 水曜も木曜も、少しずつ近づいてくる。


 紗季は三度目の文字を打った。


『行けたら』


 送信ボタンの手前で、また止まる。


 行けたら。


 逃げ道が多い言葉だった。


 行けたら行く。

 無理なら行かない。

 責任を明日に渡せる言葉。


 でも、それは美緒に待たせる言葉でもある。


 行けるかもしれない。

 行けないかもしれない。


 その曖昧さを、今度は美緒に背負わせることになる。


 紗季は、画面の文字を見つめた。


 行けたら。


 それも違った。


 消す。


 今夜、三度目に消した。


 返信欄は空になった。


 紗季は目を閉じる。


 水曜。

 木曜。


 どちらか。


 全部は無理だ。


 楽しみです、なんて書けない。

 行きたい、なんて言えない。

 ありがとう、もまだ遠い。


 でも、何も返さないままでは、もういられない。


 紗季はもう一度、返信欄に触れた。


 短く打つ。


『水曜なら』


 それだけだった。


 紗季は、その五文字を見つめた。


 行きます、ではない。

 楽しみ、でもない。

 大丈夫、でもない。


 水曜なら。


 それは、完全な約束ではないかもしれない。


 でも、逃げだけでもなかった。


 紗季は、少しだけ息を吸った。


 送信ボタンを押した。


 画面に、自分の言葉が表示される。


『水曜なら』


 送ってしまった。


 スマホを伏せようとして、やめた。


 画面を上にして、テーブルに置く。


 紗季は、そのまましばらく動けなかった。


    ◇


 控室で台本を読んだしらいさんは、最初に小さく呟いた。


「五文字……」


 水曜なら。


 短い。


 けれど、軽くない。


 むしろ、ここまでの紗季にとっては、とても重い五文字だった。


 ごめんを消す。

 大丈夫を消す。

 行けたらを消す。

 最後に、水曜なら、と送る。


 しらいさんは台本を膝に置き、少しだけ天井を見た。


 これは、救いの場面ではない。


 でも、確実に扉が開く場面だった。


 そこへ理沙さんが入ってきた。


「喉は?」


「九割です」


「私の評価では八割九分」


「また低いですね」


「今日は、短い言葉ほど喉に来る日だから」


 理沙さんは椅子に座り、台本の該当箇所を指で軽く叩いた。


「水曜なら、ね」


「はい」


「救いにしすぎないこと」


「はい」


「でも、ただの予定調整にも見せないこと」


「難しいです」


「難しいわよ」


 いつもの即答だった。


 しらいさんは少し笑った。


 理沙さんは続ける。


「紗季は、行きたいと言っているわけではない」


「はい」


「でも、断ってもいない」


「はい」


「“水曜なら”は、紗季が今出せる、ほとんど限界の言葉」


「はい」


「今日の目標は?」


 しらいさんは、少し考えた。


「大きく見せない。でも、小さく扱わない」


 理沙さんの目が少しだけ細くなる。


「いいわね」


「告白じゃない」


「ええ」


「でも、ただの事務連絡じゃない」


「そう」


「紗季さんが、初めて日付に応えた言葉」


「その距離で行きなさい」


    ◇


 撮影前、高瀬菜央が控室に入ってきた。


 今日は美緒側の出番も少しあるらしい。


 紗季から返事を受け取る、美緒の短い場面。


「白瀬さん」


「はい」


「今日、来ますね」


「来ますね」


 二人とも、何が来るのかは分かっていた。


『水曜なら』


 その五文字。


 高瀬は台本をぎゅっと持った。


「美緒としては、かなり嬉しいです」


「はい」


「でも、喜びすぎたらだめですよね」


「はい」


「たぶん、紗季がやっと置いた小さい言葉だから」


「はい」


「大きく拾うと、壊れそう」


 しらいさんは、その表現に小さく頷いた。


 小さい言葉だから、大きく拾うと壊れそう。


 まさにそうだった。


「美緒さん、何て返すんですか?」


「台本では」


 高瀬はページを開いた。


「『うん。じゃあ水曜に』です」


「短い」


「短いです」


「いいですね」


「はい。でも、これも難しい」


「美緒さんも、次を急がない返事ですね」


「そうなんです」


 高瀬は少しだけ笑った。


「この作品、短い言葉がずっと難しい」


「本当に」


 二人で笑った。


 笑って、それから少しだけ黙った。


 今日の五文字が、二人とも怖かった。


    ◇


 撮影は、岸谷紗季の部屋セットから始まった。


 夜。


 テーブルの上にスマホ。


 美緒からの日付入りの誘い。


『来週の水曜か木曜、少しだけどう?』


 紗季は返信欄を開く。


 監督が説明する。


「白瀬さん、三度消すところは、それぞれ意味を変えてください」


「はい」


「ごめんは、謝れば終われる言葉」


「はい」


「大丈夫は、いつもの逃げ道」


「はい」


「行けたらは、美緒に曖昧さを預ける言葉」


「はい」


「その三つを消したあとに、水曜なら、が出る」


 しらいさんは、深く頷いた。


 順番が大事だ。


 紗季は一足飛びに「水曜なら」へ行くわけではない。


 いくつもの逃げ道を見て、違うと分かって、ようやくそこに辿り着く。


 一度目の本番。


 紗季はスマホを見る。


 返信欄に、


『ごめん』


 と打つ。


 消す。


『大丈夫』


 打つ。


 消す。


『行けたら』


 打つ。


 消す。


 最後に、


『水曜なら』


 打つ。


 そこで、しらいさんは少しだけ救われた顔をしてしまった。


 送信ボタンを押す瞬間に、答えを見つけた人の表情になった。


 カット。


 監督がすぐに言う。


「今のは、紗季が自分の答えを分かりすぎています」


「はい」


「水曜なら、は答えですが、まだ確信ではない」


「はい」


「出てしまった言葉に近い」


 出てしまった言葉。


 しらいさんは頷いた。


 二度目。


 今度は、迷いを強く残しすぎた。


 水曜なら、と打っても送れなさそうに見えた。


 カット。


 監督が言う。


「今のは送らない紗季ですね」


「はい」


「今日は送ります」


「はい」


「怖いまま送る。でも、怖さで止まらない」


 怖いまま送る。


 以前、美緒の場面でも出た言葉だ。


 今度は紗季の番だった。


 三度目。


 紗季はスマホを見る。


 美緒の言葉を読む。


 返信欄を開く。


『ごめん』


 打つ。


 画面を見る。


 違う。


 消す。


『大丈夫』


 打つ。


 手に馴染まない。


 消す。


『行けたら』


 打つ。


 美緒に曖昧さを渡してしまう。


 消す。


 返信欄が空になる。


 紗季は少しだけ目を伏せる。


 長くは止まらない。


 もう一度、指が動く。


『水曜なら』


 打つ。


 その文字を見つめる。


 救われた顔ではない。

 決意した顔でもない。


 ただ、今の自分から出てしまった、いちばん嘘の少ない言葉を見ている顔。


 紗季は送信ボタンを押す。


 送信済みの文字が表示される。


 スマホを伏せない。


 でも、見張らない。


 テーブルに置く。


 カット。


 現場が静かになった。


 監督がモニターを確認する。


 数秒が長い。


 やがて、監督が頷いた。


「今のでいきましょう」


 しらいさんは、静かに息を吐いた。


 送った。


 紗季さんが、日付に応えた。


    ◇


 続いて、美緒側の場面が撮られた。


 美緒の部屋。


 スマホが光る。


『水曜なら』


 高瀬菜央の美緒は、その五文字を見つめる。


 一瞬、喜びが浮かぶ。


 でも、すぐにそっと抑える。


 大きく受け取らない。


 紗季が置いた小さな言葉を、小さいまま受け取る。


 返信欄を開く。


『うん。じゃあ水曜に』


 打つ。


 送る。


 それだけ。


 カット後、監督は静かに頷いた。


「いいですね。二人とも、短い言葉を大きくしすぎなかった」


 その言葉に、しらいさんと高瀬は顔を見合わせた。


 少しだけ笑った。


 大きくしすぎない。


 それが、今日の二人の仕事だった。


    ◇


 昼休み、春日悠真は三崎と向かい合っていた。


 三崎は今日は珍しく、唐揚げ弁当に加えて小さなカレンダーシールを机に置いていた。


「それは何だ」


「日付の気配」


「ついに小道具まで持ち込み始めたか」


「外側の番人にも装備が必要なんだよ」


 春日は呆れながらも、少し笑った。


 三崎は唐揚げを一つ食べてから言った。


「水曜なら、って強くないか」


 春日は、箸を止める。


「また具体的だな」


「俺ならそう書くと思った」


「誰が」


「白瀬アカリの役の人」


「役の人」


「名前まだ伏せられてるからな」


 三崎はカレンダーシールを指で押さえる。


「行きたい、とは言えない」


「うん」


「行きます、とも言えない」


「うん」


「でも、日付には応える」


「うん」


「それが“水曜なら”なんだよ」


 春日は、心の中で深く頷いた。


 今日も三崎は外さない。


「三崎」


「何個?」


「十五個」


「昨日と同じ」


「安定の高評価」


「現物は?」


「出ない」


「知ってた」


 三崎は少し不満そうにしながらも、話を続けた。


「でもさ、こういう返事って、かなりリアルだよな」


「うん」


「全部は無理。でも、ゼロでもない」


「うん」


「なら、って言葉、逃げにも見えるけど、扉にもなる」


 春日は、その言葉をしらいさんへ届けることに決めた。


    ◇


 撮影後、しらいさんは少しだけ椅子に座っていた。


 紗季が送った五文字。


『水曜なら』


 頭の中にまだ残っている。


 高瀬が隣に来た。


「白瀬さん」


「はい」


「美緒、めちゃくちゃ嬉しかったです」


「分かりました」


「出てました?」


「一瞬だけ」


「出すぎてました?」


「ちょうどよかったと思います」


 高瀬はほっとした顔をした。


「紗季の“水曜なら”、壊したくなかったので」


「壊さなかったと思います」


「よかった」


 高瀬は、少しだけ笑った。


「美緒、やっと水曜を持てました」


「はい」


「でも、まだ会えるとは限らない」


「はい」


「そこが怖い」


「でも、強いです」


「物語として?」


「はい」


 しらいさんは頷いた。


 水曜なら、と言った。


 でも、本当に行けるかはまだ分からない。


 読者は知っている。


 ここで安心しきってはいけないことを。

 でも、確かに扉が開いたことを。


 この不安と期待の両方が、次を読ませる。


    ◇


 青灰色のノートを開く。


 今日の一文は、決まっていた。


『紗季さんは、行きたいとは書けなかった。でも、水曜なら、と書いた。』


 書いて、少しだけ見つめる。


 この一文は、静かだけれど強い。


 写真を撮って、春日くんへ送る。


 すぐ既読。


『読みました』


『ついに日付へ応えましたね』


 しらいさんは返信する。


『うん』


『三崎が、かなり近いことを言っていました』


 既読。


『外側の番人?』


『はい』


『全部は無理。でも、ゼロでもない』


『なら、という言葉は逃げにも見えるけれど、扉にもなる、と』


 しらいさんは、控室で小さく息を吐いた。


 なら、は扉。


 それは、今日の紗季そのものだった。


『三崎さん』


『今日はカレンダーシール?』


 春日くんの返事は、少し遅れた。


『もう驚く気力がありません』


『当たり?』


『はい』


『やっぱり』


『本人は唐揚げ十五個の現物化を求めています』


『心の中で』


『安定ですね』


 少し笑えた。


 それだけで、紗季から戻る道が見えた。


    ◇


 夜、しらいさんは春日くんの部屋へ来た。


 今日は、話したかった。


 水曜なら、という五文字を、春日くんの部屋で少し置きたかった。


 玄関が開く。


「来た」


「おかえりなさい」


「ただいま」


 声は穏やかだった。


 部屋に入る。


 ローテーブルには、いつものもの。


 白いマグカップ。

 青灰色のコースター。

 蜂蜜。

 少し離れたスプーン。


 春日くんがミルクティーを作る。


 今日は蜂蜜少なめだった。


「今日は少なめ?」


「なら、の余白を残すために」


「また変な理屈」


「すみません」


「謝らないで。ちょっと好き」


 カップを置く。


 ことん。


 今日は、「なら」の音だった。


「紗季さん、送った」


「はい」


「水曜なら」


「はい」


「行きたい、じゃない」


「はい」


「行きます、でもない」


「はい」


「でも、返した」


「はい」


「日付に応えた」


 春日くんは、静かに頷いた。


「かなり大きいです」


「出た」


「出ます」


「でも、今日のは本当にそう」


「はい」


 しらいさんはミルクティーを飲んだ。


「三崎さんの言葉、よかった」


「なら、は扉?」


「うん」


「全部は無理。でも、ゼロでもない」


「はい」


「私も、よく使うかも」


「なら、ですか」


「うん。行けるなら。話せるなら。来られるなら」


「はい」


「逃げかなって思ってた」


「逃げになる日もあると思います」


「うん」


「でも、扉になる日もあります」


 春日くんは、ゆっくり言った。


「全部を約束できない人が、少しだけ開けるための言葉かもしれません」


 しらいさんは、その言葉を胸に置いた。


「春日くん」


「はい」


「今日、かなり好き」


「ありがとうございます」


「照れてる?」


「照れています」


「分かりにくい」


「すみません」


「謝らないで」


 二人で少し笑った。


    ◇


 青灰色のノートを開く。


 今日の一文を見せる。


『紗季さんは、行きたいとは書けなかった。でも、水曜なら、と書いた。』


 春日くんは、ゆっくり読んだ。


「いい一文です」


「うん」


「でも、がいいですね」


「でも?」


「はい。行きたいとは書けなかった。でも、水曜なら、と書いた」


「うん」


「できなかったことと、できたことが両方ある」


「それ、大事にしたかった」


「はい」


「行きたいって書けない紗季さんを、責めたくない」


「はい」


「でも、水曜ならって書けた紗季さんを、ちゃんと見たい」


 春日くんは頷いた。


「読者も、そこを見たいと思います」


「アクセス狙いとして?」


「はい」


「春日くん、今日も編集者」


「すみません」


「謝らないで」


 しらいさんは、ノートを閉じた。


「春日くん」


「はい」


「来週の金曜」


「はい」


「私も、金曜なら、なのかも」


「はい」


「絶対に大丈夫ってわけじゃない」


「はい」


「でも、金曜なら、行きたい」


 春日くんは、少しだけ目を見開いた。


 それから、静かに頷いた。


「待っています」


「急がないで」


「はい」


「でも、待ってて」


「もちろんです」


「このやり取り、増えたね」


「増えましたね」


「面倒くさいね」


「でも、必要です」


「うん」


    ◇


 帰る時間になった。


 しらいさんはマグカップを洗い、棚へ戻した。


 水の音。

 カップを拭く音。

 棚に置く音。


 ことん。


 今日最後の音。


「何割ですか」


 春日くんが聞く。


「九割八分」


「高いですね」


「水曜なら、を置けたから」


「はい」


「残り二分は?」


「帰り道で」


「大丈夫そうですか」


「今日は、金曜なら、大丈夫」


 春日くんは少し笑った。


「分かりました」


 玄関で靴を履く前、しらいさんは振り返った。


「春日くん」


「はい」


「なら、は逃げじゃない日もある」


「はい」


「小さいけど、扉」


「はい」


「覚えておく」


「俺も覚えておきます」


「また行ってくる」


「行ってらっしゃい」


「また帰ってくる」


「金曜なら」


「待っています」


「知ってる」


 ドアが閉まる。


    ◇


 部屋に静けさが戻った。


 春日悠真は、ローテーブルの青灰色のコースターを見た。


 紗季さんは、行きたいとは書けなかった。

 でも、水曜なら、と書いた。


 全部は無理。


 でも、ゼロではない。


 その間にある言葉が、なら、なのかもしれない。


 逃げにもなる。


 でも、扉にもなる。


 春日はスマホのカレンダーを見た。


 来週の金曜。


『普通のミルクティー』


 少し考えて、予定名を変えた。


『金曜なら、普通のミルクティー』


 その文字を見て、少しだけ笑った。


 扉は、まだ小さい。


 でも、確かに開いている。

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