疾走
お久しぶりですね
この前小説の応募しようとしたらパソコンなくてできなかったんですよ。スマホでやろうとしたら金かかるんですってね?なんで月々で払わせるのか…
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
「ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ……ングァっ……」
「キャはっ!キャはっ!キャはっ!キャはっ!キャはっ!キャはっ!キャはっ!キャはっ!」
向こうはすぐ俺を捕まえたい、
もしくは殺したい。
俺は何とか逃げ切りたい。
俺は確実に長距離を走破しなくてはいけないのに対し、奴は俺をさっさと捕まえればそれでよし。
必然的に向こうのみが全力を出せる状況で、
本来俺に勝ち目はないが、
このボディが人外が如き運動能力を可能にしているためあいつの全力疾走を何とか耐えることができる。
確信がある。
だが同時に別の確信もある。
アイツも、おそらくこの全力疾走を維持できる…できてしまうということだ。
根拠という根拠はないが、強いて言うならば
アイツが明らかに尋常ではないこと、
そしてランナーズハイに陥ったこと
それだけだ。
だがそうなると当然両者だんだんスピードが上がっていく。
どちらかの限界が来た時が決着。
つまりコレは超高次元の持久走であり、鬼ごっこである。
言うなれば、
超高速マラソン鬼ごっこ大会だ。
略して超マラ鬼…
…マトモな思考ができなくなってきた……
余計なことはもう考えられない!!
気を緩めれば死。
小細工する暇は、ないっ!
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予想通りこいつの運動能力は人間の中でも随一の………ようだ。
消…耗戦ん……っ!!に持ち込んだ…訳ね…
ケド…この勝負、分があるのは後続の私!!!
風の抵抗をアイツの後ろにつくことでカバーし体力温存。
そ………
…………フ………フフ……フフフ…
心の中でも笑いがこみ上げてきちゃう…♡
やっぱりコレ…良い。とっても…
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあンンンンンンン!!!良いぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜わぁ…♡
「キュフフフ…ぶっ殺してやるわっ!!!!!」
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現在スヴァルナとニノマエは結界の境界、つまりゴールから残り40km地点で激しい攻防を繰り広げていた。フルマラソン相当の走行距離を現在2人は時速50kmで走行。
かつてのニノマエが住んでいた世界の人類の
最高速度をはるかに凌駕する速度である。
そして、この世界の人類、魔族の
最高速度をも上回っている。
記録保持者は、スヴァルナ。
観測された限りだと
100mを7秒52で走行。
300kmを6時間27分で走行。
短長距離どちらも最高時速約47km。
短距離の全力疾走を長距離で持続できる時点で
もはや人と魔を超越している。
「ハッハッハッハッ」
「キャはッ♡…キャはッ♡………キャ…ハッ……」
超越しているのだ。そう、既に。
彼女は上澄みだった。
現在、時速52km。
一人と一魔は今、たどり着こうとしていた。
走りの境地。走りの悟り。
加速はまだ終わらない。
「ハッハッハッハッ…ァッ…ハッハッハッハッ」
「ハッハッハッハッハッハッ…………ハッハッハッハッハッハッハッハッ」
時速55km
ただ足を前に出す、吹き付ける風に瞼をじないようにする、回転を上げる、より力強く、より激しく、より速く。
これらを除く2人の思考は完全に消え去った。
後続のスヴァルナには風の抵抗を受けないという優位があったが、この速度ではもはやそれは微々たる、ほんのダニ程もないちっぽけな問題であった。
2人の足の回転が早まる。
「ハッハッハッハッハッハッハッハッ」
「ハッハッハッハッハッハッハッハッ」
時速58km
スヴァルナの顔からは恍惚とした表情は消え去った。だが彼女の興奮と幸福が消えたわけではない。
むしろその逆、彼女の内面はかつてないほど煌めいていた。
さながら、黄金で造られた太陽の様に、見るもの全ての目を潰してなお、惹きつける。
そんな素敵なものが自分の中に広がっている。
そう意識すると、スヴァルナは抑えられない興奮を大地にぶつけた。
脚で彼女は笑っていた。
そして速度は上がる。
「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ」
「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ」
時速65km
残りゴールまで20kmを切った。
もはや馬の全力疾走の域まで達していた。
息遣いはこの短時間のうちに洗練され、風で喉が乾燥しても気にしないようになった。
効率的な動きの探求の最中、2人の動きは次第にシンクロし、やがて加速のタイミング、脚を出すタイミング、歩幅、全て等しくなった。
2人の動きはもはや、走りという次元を超えたのだ。
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水を頭からかぶったように、俺の身体からは汗があふれ出していた。走っているときの俺に、もはや逃げ切る、だとか死にたくない、だとか
そういったものは消え失せていた。
辛い、苦しい、息ができない
楽しい、嬉しい、終わりたくない
生物として限りなく原初に近い単純な欲の熱狂が、渦となって俺を飲み込んだ。
俺は理解した。
これが
幸せ
「…!…!!!w!…!!!!w!!」
呼吸でカラカラになった喉が震えた。
出来損ないの笑い声が、確かに俺の頭の中に響いていた。
ドサッ……
なんか後ろで音がした気がした。
でもどうでも良かった。
だってこんなにも
俺は幸せなのだから。
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「…い」
…誰の声だろう。
あの女の声ではない。
意識が朦朧としている。
俺は…走って……
……そうか…終わったのか。
多分生きてる…。勝ったんだな、俺。
「………お………………ろ……!」
俺は生き延びた。勝ち取った。
喜ぶべきことである。
だが…何なのだろうか。
この、ドライな感情は。乾ききった渇望は。
「てめ………おき……………ぞ!!!!!!」
また怒鳴られてるのか俺は。
この世界は俺に物想いにふける時間すらくれないのか…
だが不思議だ。
絶対だるいことになってるっていうのになんか心は平穏になった。
さっき感じてた空虚なものは、今きれいさっぱりなくなったようだ。
…やっぱ人生、わからんことばっかだ。
さて、頑張ろっかn
「起きろってんだよォ゙!!!!!!」
ドゴォ!
「ッてぇぇなぁ!!!!!?ぁあ!!!!!?」
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ドサッ…
地面に顔がたたきつけられた。舞い上がった砂粒が目に入る。
身体がもう全く動かない。
…負けた…の?
「キャ……は……」
最悪。
このまま逃げられ誰かの目に入ったら、あの人間は確実に捕らえられ尋問を受けるだろう。
そうなれば虫たちのことも筒抜けになってしまう。
「ハハハ…」
処刑…いや、道具形かしら
「ハハハハ…」
もう…最悪で最悪でしょうがないっていうのに
なんで私…
「ハハハハハ!」
こんなに清々しいのかしら?
読んで頂き、ありがとうございます!ニコニコ
最近はお好み焼きを食べて粉物の偉大さを実感したのです!




