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異世界の聖女は何をする?  作者: 笛伊豆
第二十九章 聖女、旅立つ

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360.今から出かけるけど

 さすがに満腹したので何をする気にもなれず、レイナは部屋に戻った。

 これから出発らしいがいつになるか判らない。

 というわけで寝る。

 ナイトクルーズだと言われているから今のうちに寝溜めしておこう。

 着替えもせずにベッドに横になったらすぐにスマホが鳴った。

 もうかよと思ったけど時刻を見たら2時間くらいたっていた。

 我ながら寝付きがいい。

『レイナ様?

 起きてますか?』

 見透かされている。

「起きた」

『アルバートから連絡が来ました。

 10分くらいで行きます』

 さよか。

 レスリーも女のはずだが、女性の準備について全然考えてないな。

 いやレイナだからか。

 まあいい。

 レイナはとりあえず全部脱ぎながら浴室に行ってシャワーをさっと浴びた。

 すぐに出てバスローブをまといながらソファーで髪を乾かす。

 ドライヤーを使おうとしたけど見つからないので面倒になって聖力で乾かしてしまった。

 ついでに全身も。

 せっかく着たバスローブを脱ぎ捨てて脱いだ服と一緒にクリーニングの籠に放り込み、荷物の側に用意してあるお出かけ用の服を着る。

 下着から何から全部。

 スリムジーンズとセーターにフード付きのコートだが、まだ室内なのでコートは着ない。

 足下はスニーカーだ。

 思い出してシンに電話する。

 忙しいかと思ったけどすぐに出てくれた。

『何?』

 相変わらずそっけない男だ。

「今から出かけるけど」

『そうか。

 まあほどほどにね』

 どういう意味だろう。

「何か気をつける事ってある?」

『別にないなあ。

 レイナの思う通りにやって良いよ。

 何かあったら電話して。

 僕の方もそうするから』

「判った」

 そういうものなんだろうな。

 今シンがやっていることにレイナはほとんど関係していないし、用があるなら向こうから呼び出すだろう。

 いずれにしても話がまとまったらレイナは呼び戻される。

 それまでは遊んでいればいいと。

 スマホの電源を切ろうとして思い出した。

 これから何が起こるか判らないんだから、下手するとこのスマホも失うかもしれない。

 スマホ自体は惜しくないけど連絡手段がなくなるのは困る。

 とりあえずシンやナオの連絡先をメモしてバッグに仕舞う。

 後でもっとしっかりしたものに写さないと。

 ドアがノックされたので開けると旅装姿のレスリーが立っていた。

 レイナと似たような格好だった。

 どうしてもそうなるよね。

「用意出来てます?」

「大丈夫」

「では参りましょう」

 妙に張り切っている。

 コートを着てキャリーケースを引いて部屋を出て鍵を掛ける。

(キー)は受付に渡して下さい」

 そうか。

 ここはホテルみたいなものだった。

 長期外出というよりはチェックアウトするんだから(キー)は返却になる。

 その割には荷物置いたままだけど。

「このお部屋はレイナ様専用ですよ。

 お掃除はしますがそのままだと聞いています」

「それは良かった」

 帰る場所があるというのは良い事だ(違)。

 揃ってキャリーケースを引いて廊下を進み、階段を降りるとエントランスだった。

 まさにホテル。

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