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異世界の聖女は何をする?  作者: 笛伊豆
第二十八章 聖女、暇なので観光に走る

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357.こんなのアニメになってました?

 ソファーに寝っ転がってスマホとタブレット、それにテレビの配信で調べまくる。

 昨日のうちにある程度目星を付けておいたのですぐに決まった。

 条件としては、欧州でなるべく人目につかなくて陸路で移動出来る場所。

 別にアニメの聖地である必要はないけど、レイナがある程度知っているというか知識がある場所じゃないと面白くない。

 問題はレイナの場合、欧州についてほとんど知らないことだ。

 名目上の母国である日本すら知らないのによその国なんか知るか。

 幸いにしてネットには大量の資料があった。

 どうやらレイナと同じようなことを考える人も多いらしくて、ヲタク趣味に溢れた観光スポットのリストなども載っていた。

 アニメというよりはオカルトだけど。

 謎の何とかなら山のようにある。

 これはいい。

 思うがままにメモをとってリスト化してレスリーに送りつけてやった。

 数分後に電話がかかってきた。

『レイナ様!

 これ何です?』

 怒りと言うよりは唖然か。

「何って観光希望リストだけど」

『こんなのアニメになってました?』

「なってないと思う。

 だから人に知られてなくて行きやすいんじゃないかと」

 レスリーが絶句する。

『……まあ、主旨は判りました。

 面倒なのでこのままアルバートに送っておきますね』

「よろしく」

『何か言われたら説明はご自分でどうぞ』

 ガチャン、というイメージで電話が切れる。

 そこまでのことなの?

 レイナからしてみればアニメもオカルトも似たようなものだと思うんだけど。

 さて。

 これでボールはアルバートに渡ったわけだからレイナは待っていればいい。

 何か言ってきたら「だって行きたい」の一本槍で押し通そう。

 覚悟していたのに何の音沙汰もないままお昼がきて、レイナは迎えに来たレスリーと一緒に食堂に行って食べた。

 相変わらずランチビッフェだった。

 質量ともに増えてない?

「レイナ様があまりにも美味しそうに、しかも大量に食べるので料理長からグロリア様にお話がいったらしいです」

「そうなの」

「予算無制限で思い切りやりなさいという命令だそうで」

 グロリア様も何考えているんだか。

 いくら私でも無限には食えないぞ。

 でも許す。

 昨日のご飯を凌駕する量を食ってからプールに行って運動し、ジャグジーやサウナを思う存分味わってから部屋に戻る。

 レスリーに聞いたらアルバートからは何の連絡も無いそうだ。

 つまり予定は変わってない。

「夕食後に出発だったっけ」

「そうですね。

 一泊できる程度の準備はしておくべきかと」

 それ以降に必要なものは私の方で用意しておきます、という侍女のありがたい言葉に従って持っていく物は最小限にする。

 とはいえ荷物は増えている。

 特にタブレットは是非持参したい。

 なのでちょっと大きいけれど日本から持ってきた例のキャリーケースで行くことにした。

 これなら大きめのバッグも一緒に入れていける。

 スマホを忘れないようにしなければ。

 充電器も。

 あ。

 思いついて調べて見たら、英国とフランスではコンセントの形が違う。

 どうしよう。

 慌ててレスリーに電話したら呆れられた。

「そういうのは全部私がやりますから。

 レイナ様は何もしないでいいです」

 それが侍女の役目だそうだ。

 そういわれてみればそうかも。

 庶民が染みこんでしまっているレイナだった。

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