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異世界の聖女は何をする?  作者: 笛伊豆
第二十八章 聖女、暇なので観光に走る

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347.特異性を出そうとしているのでは

 スマホが鳴った。

『レイナ様?

 荷物は届きましたか』

「届いた。

 凄いね」

『替えの服は後から来るそうですので、すみませんがそれまで着替えはないということです』

「別に構わないけど」

『良かった。

 夕食は30分後ということです』

 そうなの。

 ならシャワーは後にしようか。

 テレビをつけてソファーでまったりする。

 ふと思い出してリビングを見回すとやはり壁際に小型のバーカウンターがあった。

 戸棚にポットや茶器などが入っていたのでコーヒーを煎れる。

 もうすぐ食事だけど構わない。

 レイナは自由だ。

 英国のテレビ番組には嫌な思い出があるのでニュースは避けていたけど、ついチャンネルを合わせてしまった。

 幸いにしてバースの温泉施設に王女が現れたとかいう話題はなかった。

 変装が上手くいったらしい。

 これからもアレで行こうか。

 ノックの音がした。

「レイナ様」

「すぐ行く」

 テレビを消してドアを開けるとレスリーがいた。

 着替えていたりして。

「その服はどうしたの?」

「こんなこともあろうかと思って車に積んでおきました」

 だったら言ってよ!

 こういうところは気が効かない侍女である。

「とんでもないです。

 レイナ様の装いは使用人の着替えとは訳が違います。

 きちんとスタイリストに」

「もうそれはいいから」

 レスリーの背中を押すようにして部屋を出る。

 まだ何か言いたそうなレスリーを引っ張った歩き出した。

「さあ食事に」

「そっちじゃありません。

 逆です」

 そうなの。

 レスリーの案内で廊下を進み、渡り廊下を通って別の建物に。

「食堂って独立しているの?」

「ですね」

 どこかの湖畔に建っているようなログハウスだった。

 何でまた。

「特異性を出そうとしているのでは」

「お金持ちってよく判らない」

 中は普通だった。

 と言っても豪華というか高級そうだ。

 窓際に席が用意されていた。

 ウェイトレスの案内で席に着く。

「アルバートさんは?」

「まだみたいですね。

 男のくせに」

 いや、アルバートはレイナたちと違って色々やることがあるのでは。

 メニューらしき物はなかった。

 お任せという奴か。

「レスリーは来た事あるの?」

 聞いたら慌てて手を振られた。

「とんでもないです!

 ここって多分幹部や来賓用ですよ。

 役員クラスじゃないと使えないと思います」

 ということはアルバートも役員レベルに偉いのか。

 むしろグロリア様の腹心、じゃなくて直属の配下なのかも。

 裏の仕事担当とか。

「すまん。

 待たせた」

 アルバートが到着した。

 ラフな格好に変わっている。

 セーターにスラックスだ。

「それ、着替えたの?」

(ファントム)に積んできた」

 どいつもこいつも。

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