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ヒロイン参上しましたが、理解不能でした。


今日はお兄様と舞台を観に行く日。

真紅に黒レースをあしらったお出かけ様ワンピースを着て

お兄様に貰ったこれまた真紅のベルベット地リボンを髪に飾り

グルングルンの縦ロールで如何にも()()らしく仕上げてもらった。


「今日も可愛いな〜我が妹は」


「お兄様こそ素敵だわ」


レイラはとても家族に愛されている。この愛に胡座をかいてしまったから悪役令嬢になっていったのかしら?と考えながら馬車に揺られ会場へと向かう。


『そう言えば猫ちゃん、元気かしら…』



劇はお兄様が話していた通り、とある令嬢がとある商人を断罪する物語。宰相と商人の男は裏で通じており、王家を破滅させようとあの手この手を使って王城に毒を持ち込んだり王妃様に王様の不貞疑惑を流したりなんかする。

勘の鋭い令嬢が、二人の暗躍を見破り見事に断罪し国の崩壊は未然に防ぎ、王太子様に見そめられ最後はハッピーエンドで幕を閉じる。



「あぁ〜レイン良かったね〜〜〜」


お兄様はレイラの隣で感極まってハンカチで涙を拭っている。


『確かに面白かったけれど、なんだか出来過ぎたストーリーだわ。もう一つくらい山場が欲しかった…』


前世で舞台を観に行く事が多かったレイラは冷静にそう考えていると、


「え?!?!」


思わず声が出てしまう様な衝撃の映像が目に飛び込んでくる。


「あれは、ソフィと王太子様?!…じゃないじゃない!!」


驚きの余りつい心の声が漏れ出てしまった。


「おや?どうしたレイラ?知り合いでもいたかい?」


「いえ、見間違いでしたわ。」


言葉と裏腹に、レイラの心臓は早鐘を打つ。


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