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われら青春応援隊  作者: リア充爆発し隊
6/8

ミッション05-ボッチ+ボッチ=二人のボッチ-

一週間、気が向いたら書き溜めて。

土曜日にまとめて投稿しています。

じゃあなんで今日投降を?アンサー→特に理由ありません。っていうか、昨日も投降してたし。

最後で読んでいただけると幸いです。

「で、そろそろいい時間だけど姫宮さんは帰らなくていいの?」


時計を見ればすでに6時過ぎを示していて、いくら夏だから日が長いといってもさすがにこの時間から暗くなってくる。

女生徒はそろそろ帰らなくてはいけないだろう。


そう思って聞いてみたのだが


「いえ、いまいいところだからもう少ししてから帰るわ。

 …あなたは先に帰ってもいいのけど。

 っていうか、図書委員でもないあなたが何でいるのよ」


「今更かよ。司書の先生に呼び出されたんだよ。

いや、さすがに女子一人残して一人帰るってのは寝覚めが悪い。

もう少しっていうんだったらそれまで俺も手伝うよ」


それからはまたさっきまでと同じ風にどちらが話しかけるわけでもなく黙々と作業を進める。


ー余談だけどこういった単純作業ってなんかいいよね。

なんつーか、無心になれるっていうか、結構はまってしまう。


しばらくたつと、ほんの少し、確かに彼女が言ってから10分かそこらか。

「ふぅ」


というため息が聞こえたので


「ん、おわったか?」


と聞くと、


「えぇ、ありがとう。私もそろそろ帰るわ。戸締りするから先出てもらっていい?」

と、返ってきた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


閑さや岩にしみ入る蝉の声。

松尾芭蕉という人が昔読んだ詩らしいが、ふと、ひとり家に向かっているとコロンと頭の中に浮かんできた。


そこのラブコメ至上主義のやつら、期待したろ?


バッカでい。俺が女子に「途中まで送っていこうか?」なんて言えるさわやかイケメン風男子に思えたか?


「じゃ、今日はありがとう」

「ん」


ってなかんじで靴箱どころか図書室の扉のところで別れたよ。

もちろん「今日のお礼に~」なんてことも「と、途中まで送ってくれないかな?」

何てことありゃしなかったよ。


そりゃ、俺だって少しは期待したよ?

もしかしたら帰り道が一緒になるんじゃないかっとか、乗ったバスで鉢合わせしたとか。

なかには「彼も帰ったし、さ、整理続けますか」なんて孤独系女子を思い浮かべたやつがいるかもしれない。


まず一つ。俺そもそも徒歩での登校だし。

帰り道だって校門を出たあたりで、俺の帰り道とは逆のほうに進む姫宮さんを見つけたし。


断言しよう。

そんな奴、リアルには一人もいない。

いたとしてもそれは中二病患者か奇人変人の奴だ。かかわらないのが吉といえよう。




まぁ、そんなこんなで家に帰りつくとすでに外は真っ暗で、家ではすでに、幸が帰ってきている証拠に明かりがついていた。


「ただいまー」

玄関を開け、帰宅を幸に伝える。


「お帰りー、遅かったね、お兄ちゃん。心配したんだよ?」

…なんて心優しい妹が玄関で待っているわけでもなく。


「ただいま」

リビングを開け再びいうと


「あ、帰ってきたんだ。」


なんて言って、「おかえり」とも言ってくれない。


「ただいまー!!」


というわけで嫌がらせも含めて幸の耳元でただいまを連呼することにしました。


結果→机に置いてあったティッシュ箱で思いっきりたたかれました。しかもカドで。

そこの妹諸君、お兄ちゃんには優しくしましょう!結構箱カドっていたんだよ…



「で、なんでこんなに遅くなったの?」

と、角でたたかれた頭を押さえていると、上のほうから幸の天使のボイスが降ってきた。


「いや、図書の整理たのまれて…」


「あれ、兄ちゃんって図書委員だっけ?」


「いや、違うけどさ、司書の先生に頼まれて」


「ふんーん、ま、いいけどね」


え、何幸ちゃんもしかしてやきもちか心配でも焼いててくれたの?

もーそういうことはお兄ちゃんに言ってくれれば即GO HOMEだったのに。


「何キモイ目してんの?マジこっちみんなごみ虫」


「ちょ、幸ちゃんそんな汚い言葉使っちゃだめよ!?ママ、許しませんからね!!」


「うっさい、己は私の母親ではなかろうて。ていうか、いうならパパだろうが。

なにいつの間に性転換してんだよ。

どうでもいいけど、晩御飯できてるから自分で温めて食って」


「え、幸もう食べたの?お兄ちゃんさびしい!」


「時計見ろよ、クソ兄貴」


「…七時過ぎだな」


「そう、そしてお兄ちゃんがいつも帰ってくるのは?」


「5時ちょっとすぎたあたりです」


「正解。なら私が今日帰ってきたのは何時でしょーっか」


「5時くらい…?」


「正解正解だいせいかーい。

ってなわけで幸ちゃんはもうおなかペコペコだったので兄のことなんて忘れてひとりさびしーく、ご飯を食べました!」


「ご、ごめんよ幸~」


――――――――――――――――――――――


――――――――――――――――――――――――――――――――――――

姫宮と佐藤、二人が学校から出て数分後のこと。


誰もいなくなった図書室。

そこに浮かぶ一人の影。


「っく、せっかくあの二人を同じ部屋に入れたのに…なんで仲良くなんないんだよ!」


二人が彼女の正体を知るのははたまたいつになることやら。

この人が二人にとって重要な人物だと知るのもきっとさらにもっと先の話になるだろう。


「まぁいい、この程度であの二人の「  」が治るとも私は思ってなかったしな。

次の作戦、どうするか」


だれも気付かれづとも、彼女の戦いは一人でひっそりと始まっていた…





最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

感謝感激雨あられ(@^^)/

最後に出てきたあの人は誰なのか…

まぁ、大体の人は予想つきそうですね。

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