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恋の2度見  作者: 乃菜
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35/40

ある日の放課後

学校が終わり、いつもの放課後


「……」

いつも通りの帰り道。


「……」


のはずなのに、


なんか空気が違う。


「……」


原因は、

分かってる。


「……今日さ」


「……」


つばきが先に口を開く。


「昼休み、なんでいなかったの」


「……」


一瞬、詰まる。


「……別に」


「……」


つばきの足が止まる。


「……“別に”ってなに」


「……」


振り返る。


少しだけ、


不機嫌そうな顔。


「……」


胸がチクッとする。


「……」


でも、


なんか素直に言えない。


「……用事あっただけ」


「……」


間。


「……誰と?」


「……」


その聞き方。


「……」


ちょっとイラっとする。


「……なんで言わなきゃいけないわけ」


「……」


空気、


一気に冷える。


「……」


つばきの表情が変わる。


「……そういう言い方するんだ」


「……」


やばい。


言いすぎた。


「……」


でも、、引けない。


「……」


つばきが、


少しだけ視線を逸らす。


「……」


静かに言う。


「……別に、責めてるわけじゃない」


「……」


「……ただ、気になっただけ」


「……」


その言い方が、


逆に刺さる。


「……」


なんでだよ。


「……」


こっちだって、


昨日のこととか、


色々考えてたのに。


「……」


言葉がぐちゃぐちゃになる。


「……」


結局、


出たのは——


「……なら気にすんなよ」


「……」


最悪。


「……」


つばき、


一瞬固まる。


「……」


そのあと、


小さく笑う。


でも、


全然笑ってない。


「……そっか」


「……」


そのまま、


背を向ける。


「……」


歩き出す。


「……」


距離が、


一気に離れる。


「……」


呼び止めるか迷う。


「……」


でも、


声が出ない。


「……」


結局、


そのまま。


「……」


夕方の道。


一人。


「……」


さっきまで隣にいたのに。


「……」


ポケットの中、


手が冷たい。


「……」


なんであんな言い方したんだよ。


「……」


分かってる。


「……」


本当は、


ただ


「……」


寂しかっただけ。


「……」


でも、


それを言えない。


「……」


つばきも、


多分同じ。


「……」


なのに、


すれ違う。


「……」


スマホ取り出す。


「……」


LINE開く。


「……」


打って、


消して、


また打って。


「……」


結局、


送れない。


「……」


画面が暗くなる。


「……」


小さく呟く。



「……最悪」


────────────────────


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