キュー商会の快進撃 新サロンのお披露目式 予期せぬ招待客Ⅱ
まさかのストルーエンセの登場でキャロラインマチルダ改めアルベールは目が点に!!
これはどういうシュチューエンション??
アルベールとしているこの場所に何故あのストルーエンセがいるのかしら??
どうしたらいいの~~~??
もう頭の中は大混乱。
サンジェルマン伯爵の睡眠術で、私の素性は知れないとわかっていても。
本当に効いているのかは私自体わからない。
確証がないのよ~~~!!
駄目~~背中からひや汗が~~~止まらない!!
「アイベン様。
この度はお忙しいストルーエンセ請願審議官殿の仲介役を買ってでてくださり誠にありがとうございます。」
「とんでもない事でございます。
ラファイエル殿。
私も貴重な外国製品を度々お願いをして無理をきいていただいておりますもの。
お安い御用ですわ。
まぁ~請願審議官殿には面倒なお願いでしたでしょうが」
「いえアイベン様。
今を時めくキュー商会と懇意になれる機会でございます。
誠に嬉しく。
ティーパーティーには残念ながら参加は出来ませんでした。
しかしこの会場の美術品の数々は王宮にある物と、いやそれ以上の価値があります。
限られた富裕層向けとはいえさながら市民に開放された場所があるだけで有意義な事です。
出来れば一般市民にもこういう施設があればいいと思っております」
「流石は啓蒙主義の申し子と名の馳せたストルーエンセ殿。
これからのデンマークが楽しみです」
「本当ですわ。
あっ!!
私とした事が一人でしゃべり過ぎたわ。
ラファイエル殿。
お隣の御人は?
私もティーパーティーには王妃陛下の御用で参加出来ませんでしたの」
「これは失礼しました。
彼はこのサロンドゥキュー、キュー商会のオーナーの双子の弟君。
アルベール・ザッハドワーグナー殿です。
現在キャロン様はご静養中で彼が代理で経営を行っております。
お若いですが、キャロン殿に優るとも劣らない才能の持ち主です」
遂にこちらを見たわね。
ストレーエンセ……。フィリップでもある………。
えい~~~なんとでもなれ!!
「………お初にお目に……かかります…。
サロンドゥキュー、キュー商会オーナー代行のアルベール・ザッハドワーグナーと申します。
経営はまだ経験が乏しく皆に助けられております。」
「まあ~~。
可愛らしい方ね。
失礼ですが大変お若くていらっしゃるのキュー商会の経営を代行されるなんて。
とても優秀な方なんでしょうね。
お会い出来て嬉しいわ。」
アイベンのやや嫌みな言葉がグサリと刺さる。
「そう言っていただけて幸栄です。
姉に替わり重大な役目。
身にかえてこのサロンドゥキューをもっと皆様に愛される様にしていきたいと思います」
声が震える~~~。
落ち着かなきゃ!!
「素晴らしいサロンですわ。
コペンハーゲンの数ある貴族のサロンに劣らず。
いえ。
それ以上に英知に満ちたサロンとお見受けいたします」
「嬉しいお言葉です」
「今回は今を時めく請願審議官であられるストレーエンセ殿をご紹介いたしますわ。
これからのキュー商会には重要人物でしょうから」
「初めましてヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセでございます。
新サロンのお披露目式おめでとうございます。
素晴らしいサロンで一目で心を奪われました。
啓蒙主義の文化をそのまま写し取った様な理想のサロンとお見受けいたしました」
ひえ~~~。
顔を真正面から見えないじゃない!!
「まあ~ありがとうございます」
視線をやや外して丁寧にお礼を言ったわ。
「ストレーエンセ殿。
この間の窃盗犯の処刑を禁止する提言。
流石でした」
ラファイエルが話題を変える。
私の顔を覗き込む様に視線を送った後話始めた。
ありがとうナイスフォロ~~
「いえ。
大臣達に反対されて結局法案化できませんでした。
いずれ叶えたいと思っています。
所で突然ですが王妃陛下に謁見をされませんか?
王妃陛下にも市民と交流と申しますか。
啓蒙主義を肌で感じてほしいのです」
ええっ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!
一大事!
アルベールが王妃と知らずストルーエンセは王宮へ招待したいと申し出てきた!!
どうする??アルベール?王妃?




