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#34〔それ〕

短いです


聖騎士(ホーリー・ナイト)いう職業がある。

神聖なる力に加護を受け、悪しきを滅する者が就くとされる。前衛職でありながら魔法を行使して戦う。精神強化系また回復系を得意とし、通常の騎士の一段上に君臨する。



◆◆◆◆◆◆◆



『それ』は初めて動き出す。己が護るべき物のために。既にそこに生者はいない。動くのは『それ』とあと1人。


もう1人は骸骨(スケルトン)に見える。しかしただの骸骨ではないだろう。圧倒的な存在感と威圧感を放ち、量産される骸骨とは大きな隔たりがある。


「我は最強の不死者たる不死の大賢者(エルダー・リッチ)である」


骸骨は言う。配下の不死者(アンデット)を従えて都市を滅ぼした骸骨の声は自信に溢れている。


しかし『それ』は答えない。真っ白な眼窩だけを晒し、その眼で骸骨を見据える。


そして腰の剣を握り——斬った。


ガランガランと密度の高そうな骨が崩れ落ち、頭蓋骨は2箇所に落ちる。



そして『それ』は——再び眠った。



◆◆◆◆◆◆◆◆



『それ』は実に500年振りに目覚める。いや、正確には()()する。純白のフルプレート。その腰にこれまた純白の剣を携える。この黒い空間で、あまりに浮いた『それ』はヘルムの下から白い眼窩を覗かせる。


ガチャリ


500年振りに『それ』が音を立てる。

そして——


生命の香りを。

己の領域への侵入者を——




白金(プラチナム・)(アーマー)聖騎士(・パラディン)は察知する。



なかなか筆が進まぬ。エタリはしないので気長にお願いしま

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