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ラムネ
「おじさんは本当に未来の僕なの?」
「そうだよ」
「宇宙飛行士には成れた?」
「毎日星を見て寝てる」
「パイロットは?」
「車の免許も無い」
「......」
「ついでに無職」
こいつは先ほど取り出したラムネをカランカランと手のひらで揺らしながら膨れっ面をした。
もちろん俺自身このような現実を小学生に言ったところで無駄な事はよくよく分かっているが、それでも子供に、なにより自分に嘘を付きたくないというちっぽけな自尊心がこいつの言ってくる質問に一寸の狂いなく、嘘も見栄も付かず正直に答える事が出来た。
リラックスさせた首は元には戻さず、わずかに残っていた悲しい感情をお互いに共有しつつこいつの焦点にきっちりと俺を残しながらラムネのボトルを引っ張って炭酸特有の擬音を交えてゴクゴクとラムネを頬張った。




