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子供
『それじゃあね
ありがとね、壱くん
死ぬなよ』
そう俺に言うと
ノエルは、去って行った
「壱さん、大丈夫ですか?
今、左手が光りましたけど」
俺は、自分の左手を見ながら
「大丈夫、なんともないよ」
笑ってレムナに答える
「なら、いいんですけど……」
レムナと俺はチャルカスに向け
また、歩き出した
その様子をノエルは
少し離れた場所で見ていた
しばらく、歩いていると
目の前に一人、子供が倒れていた
俺たちは子供に駆け寄る
「大丈夫か?」
レムナは、その子供を起こして
「いったいどうしたの!?」
と言うが俺たちに返って来た言葉は
「気安くさわるな!!」
だった……
子供はその場に立ち上がるが
ふらふらで、とても立っているのが
やっとの状態だった
「君、怪我してるよ
手当しないと」
レムナは子供の手を握るが
ふり払われてしまう
「こんなもん平気だ」
ちょうど、そのとき
子供の腹の虫が鳴った
「お腹すいてるんじゃない」
レムナが心配して言うが
「うるせぇー
お前には関係ねーよ」
「おい、さすがにその言い方は
ねーんじゃねーか
心配してもらってんのに」
「別に、心配してほしいなんて
言ってない」




